3.新着書評

2019年3月29日

ライオンはかせのはなやさん

「世界を操る支配者の正体」2014 馬淵睦夫(著) 講談社

  すべての政治家と、政治活動に携わる人、そしてあらゆる現代人に、今もっとも読んで欲しい本。ロシアとウクライナの戦争や、LGBT・ジャニーズ問題に積極的な左翼の背景が見えてくる。     2014年に出版された本ですが、 […]

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ライオンはかせのはなやさん

「世界の台所博物館」1988 宮崎玲子(著)

火を使い、水を使って穀物や肉を調理し、食べる。気候や歴史が台所空間のあり方に大きく影響する   伝統的住まいの探訪に魅了された建築士が、1982年の建築士会の催しで、それまでに世界各地で集めた資料のまとめ方を検討するうち […]

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ライオンはかせのはなやさん

縄文生活の再現 (ちくま文庫) 文庫 – 1988/7/1
楠本 政助 (著)

出土品にならって釣り針をつくり、魚を釣る。モリで魚をつく。土器を焼いて使ってみる。竪穴式住居を作る。縄文時代の暮らしがよみがえる。 縄文時代に使われていたという釣り針を見て、本当にこんな大きな針で魚が釣れたのだろうかと考 […]

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ライオンはかせのはなやさん

「ライオンはかせのはなやさん」大型本 – かつらこ (著) 2010/2/11 1月(‎ BL出版 )

種から育てた鉢植えのタンポポをうさぎくんからもらったライオンはかせ。いいことを思いつきますがとんでもない結果に。 小さい子ども向けの絵本ですが、遺伝子組み換えによる植物の作り替えに対して、「それはいいことではないよね」と […]

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PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない

「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」単行本(ソフトカバー)2020/12/3 大橋 眞 (著) ヒカルランド

    今回のパンデミックはPCR検査が作り出している 本を一通り読み終え、最初に戻って、扉の次に記された2行を読む 中国武漢から世界に広がったのは、ウイルスではなく、PCRコロナ検査キットである。 PCR検査は、PCR […]

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タコの心身問題

「タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源」ピーター・ゴドフリー=スミス (著), 夏目 大 (翻訳)(みすず書房 2018年11月)

哲学者が生物の研究を通じて心を探究したこの本は、見逃していた不思議に目を向けさせ、生物である自分を再確認させてくれる この本はある意味、脳の発達に的を絞った『新・人体の矛盾』であると言えます。哲学者としての視点から生物の […]

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シンポジウム 弥生文化と日本語

『シンポジウム 弥生文化と日本語』単行本 1990年 大野晋、小沢重男、佐々木高明、大林太良、佐原 眞(出席)、カミュ・ズヴェレビル(寄稿) 角川書店

日本語は遥か南の海のかなたから弥生文化とともに運ばれてきたとする、日本語タミル語同系論を検証する 1989年に開催された、言語学者大野晋氏の主張する南インドのドラヴィダ系言語であるタミル語と日本語が同系であるとする主張を […]

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九州の邪馬台国vs纏向(まきむく)の騎馬民族 槌田 鉄男 (著) 352ページ 文芸社 (2019/10/1)

エンジニアとしての経験に基づいて事実を積み上げながら歴史を紐解く手法は、推理小悦を読んでいるような興奮をもたらす   私は日本の古代史に詳しくなく、この本に書かれている時代についてもあまり知識はありません。けれど、どうや […]

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「済州島古代文化の謎」1984/10/1 宋 錫範 (著) 206ページ 成甲書房

東アジアの複雑な歴史を象徴するような、大阪府ほどの大きさの島、済州島の古代文化を、島にルーツを持つ著者が探る 弥生時代の直前に当たる春秋時代(紀元前8―同5世紀)から前漢時代にかけての江蘇省の人骨と、渡来系弥生人(倭人) […]

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「マタギ―消えゆく山人の記録」1997/6/1 太田 雄治 (著) 慶友社 単行本

当初1979年発行された、30年にわたる調査・取材をまとめた狩猟民としての山人「マタギ」に関する現場主義的事典 この本は体系立てて編集したり、解釈を加えた性質のものではなく、秋田魁新報社に勤めた著者が長年にわたって収集し […]

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糖尿病は薬なしで治せる (角川oneテーマ21) (日本語) 新書 – 2004/9/10 渡辺 昌 (著)

糖尿病といっても自覚症状のない高血糖症の状態で、膵臓の機能がそれほど低下していないときに、食べ物と運動によって血糖値をコントロールすることで、一病息災を得る。薬の副作用についての説明もわかりやすい。 こうした本の多くは、 […]

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古代の蝦夷

蝦夷の古代史 (平凡社新書 (071)) (日本語) 新書 – 2001/1/1 工藤 雅樹 (著)

考古学者の視点から、古代の東北地方に暮らした「蝦夷(えみし)」と呼ばれた人びとの古墳時代から平安末期までの軌跡をたどり、縄文人の子孫がたどった複数の道を探る あとがきによると、本書は、同著者による『古代蝦夷の考古学』『蝦 […]

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縄文語の発見

「縄文語の発見」1998/5 小泉 保 (著)279ページ 出版社: 青土社

弥生語が縄文語を駆逐したと決めてかかるのではなく、方言分布、アクセントの発生、特殊仮名遣いの成立、連濁現象、四つ仮名もの問題など言語学的に分析して、日本語の基底としての縄文語の復元を試みる   縄文人はどのような言葉を話 […]

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万葉集の言葉と心

万葉集の言葉と心 (1975年) 中西 進 (編集) 228ページ 毎日新聞社

昭和49年に2日間にわたって行われた講演とシンポジウムを元に編集された、古代アジアの文化の中に置いて『万葉集』を解釈する取り組みの記録。   日本語はどこでどのようにしてできたのかを知るうえで役立つかもしれないと考えて読 […]

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頭山満伝

頭山満伝―ただ一人で千万人に抗した男 (日本語) 単行本 – 2015/8/6 井川聡 (著) 単行本: 624ページ 出版社: 潮書房光人新社

私たちは野口英世や渋沢栄一のことは教わっても、このアジアの真の独立を目指した人物のことは教わらない。   『謎の探検家菅野力夫』で頭山満という人物を知りました。 この本は、安政二年(1855)生まれの頭山満が、明治12年 […]

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異郷 西江雅之の世界

異郷 西江雅之の世界 単行本 – 2012/4/28 西江 雅之 (著, 写真) 208ページ 出版社: 美術出版社

ハダシの言語学者兼文化人類学者が1967年から2010年までに撮影した写真と、発表したエッセイの再録作品。東アフリカ、カリブ諸島、ニューギニアなど、黒い肌が目立つ。 『「ことば」の課外授業―“ハダシの学者”の言語学1週間 […]

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「死後の世界」研究

「死後の世界」研究 単行本 – 1997/8/1 隈元 浩彦 (著), 堀 和世 (著) 単行本: 239ページ 毎日新聞社

生まれ変わりや、臨死体験をまじめに科学する研究者、日本の生まれ変わり事例の現地調査、死後の世界を信じる作家たち、否定的な人びとなどを通じて、死後の世界について考える 「魂」があり、死後も存在し続けて、生まれ変わったり、死 […]

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日本人の起源(ルーツ)を探る―あなたは縄文系?それとも弥生系? (新潮OH!文庫) 文庫 – 2001/2 隈元 浩彦 (著)

日本人は、元々住んでいた均質性の高かった縄文人に、殷のできた頃に中国大陸から朝鮮半島南部や日本列島に逃れた倭人が加わり、さらに渡来人が混じりあってできたのだろうか? 本書は、骨格、遺伝子、墓の形状、使われていた道具、AT […]

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洞窟オジさん―荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る 単行本 – 2004/4/1 加村 一馬 (著) 小学館

昭和21年生まれの男性が、13歳から57歳まで、住所不定無職で過ごした43年間の記録。彼は「洞窟オジさん」というよりも「洞窟少年」であり、都会に住めないホームレスであった。 当事者であり、著者として記載されている加村さん […]

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東海道五十三次 山下清

東海道五十三次 (1971年) 山下 清 (著) 毎日新聞社 大型本 146ページ

東海道新幹線が開通したばかりの時期に、フェルトペンで書かれたこの遺作は、むしろ各作品に添えられた文章が響く。 長岡の花火の貼り絵や、芦屋雁之助による裸の大将で有名な山下清。彼の遺作となったのが、この東海道五十三次をフェル […]

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全国マン・チン分布考

全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書) 新書 – 2018/10/5 松本 修 (著) 集英社インターナショナル

『日本の伝統文化を守り、京都発の科学技術、人文科学と芸術の進展を祝う会』で、人々が歌った、それぞれの地域の女陰語を歌った歌を、日本人みんなで歌いたい すでにいくつもこの本の書評が書かれているので、重複する部分もあるかと思 […]

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原始人健康学

「原始人健康学: 家畜した日本人への提言 (新潮選書)」藤田紘一郎 (著)(新潮社 1997年4月)

寄生虫がアレルギーにならない体を作り、マラリアに死なない体を作る。足は第二の心臓で、心理ストレスのほうが物理ストレスよりも重大だ。文明人は大変なのだ。 →目次など   この本の著者藤田紘一郎さんの本は、他に「笑うカイチュ […]

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ヒトと文明

「ヒトと文明 ──狩猟採集民から現代を見る」尾本 恵市 (著)(筑摩書房 2016年12月)

83歳の人類学者はゴーギャンの絵を引いて、人類学は「我々はどこへ行くのか」を探求するという。彼が狩猟採集民を持ちだす意味を知って欲しい。 →目次など   著者は分子人類学者であり、遺伝子の分析からアイヌが白人系ではなく北 […]

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野生の介護

「野生の介護―認知症老人のコミュニケーション覚え書き」三好春樹 (著)(雲母書房 2015年11月)

生活者の知恵と、学問の知恵は違う。実践者の知恵と、思索に生きる者の知恵は違う。文明が進むほどに乖離していく、前者と後者。その意味を問う。  →目次など   寂しい老人の相手をして熱心に傾聴する自分に酔いしれるボランティア […]

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アナーキスト人類学のための断章

「アナーキスト人類学のための断章」デヴィッド グレーバー (著), 高祖 岩三郎 (翻訳)(以文社 2006年11月)

「アナーキズムが気違いではないと信ずる理由があると感じる者はアナーキストになることが多い。」 →目次など 本書の著者は、デヴィッド・グレーバーは、十代後半の頃、自分はアナーキストであるという認知にゆっくりと覚醒したという […]

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菅野力夫

謎の探検家菅野力夫 単行本 – 2010/5/1 若林 純 (著) 青弓社

1枚の絵葉書から知ったこの探検家は、新聞社に自分を売り込み、老いも若きも引き付ける講演を重ね、絵葉書を売って探検の資金を得ることのできる人であり、戦前の日本人たちの姿を伝えてくれている貴重な人物である チリのバルパライソ […]

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コロポックルとはだれか

コロポックルとはだれか――中世の千島列島とアイヌ伝説 (新典社新書58) 新書 – 2012/4/24 瀬川 拓郎 (著) 新典社

コロポックル伝説には裏付けとなる史実が存在すると考え探究した作品。残念ながら小人が実在するという結論にはなっていません。 私は日本のいわゆるヤマトの地に生まれました。学校教育も熱心に受けたほうではなく、国内のことでありな […]

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ツキノワグマと暮らして

ツキノワグマと暮らして (ちくまプリマーブックス) 単行本 – 1989/7 宮沢 正義 (著) 、筑摩書房

肺結核を患う中で出会った野生のツキノワグマ。ツキノワグマ絶滅を危惧して、昭和46年から会社勤めや子育てと並行して10頭のツキノワクマを飼った市井の人である著者が、その経緯と経験を綴る 先日、ハイキングのできる、家から車で […]

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ナヤ・ヌキ

ナヤ・ヌキ ―大草原を逃げ帰った少女 (すばらしきインディアンの子どもたち) 単行本 – 1999/2/10 ケネス・トーマスマ (著), 浜野安宏 (監修), おびかゆうこ (翻訳) 出窓社

白人に寄与した「良いインディアン」の友人であったという無名の11歳の少女は、捕らえられた敵の元から逃げ1600キロの道のりを超えて故郷に帰った。彼女は伝承され「ナヤ・ヌキ(逃げた少女)」と呼ばれた 小・中学校の教師および […]

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「ことば」の課外授業

「ことば」の課外授業―“ハダシの学者”の言語学1週間 (新書y) 新書 – 2003/4 西江 雅之 (著) 、洋泉社

ニューギニアには色を表す単語といえば、黒、白、赤に当たる三色しかない。しかし、人々は極彩色の仮面を作る。 「ことば」とはなんでしょうか。音節を持ち未来や過去、遠方を指示できる言葉を持つのは人間だけです。それでいながら、「 […]

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血液の闇

「血液の闇 ― 輸血は受けてはいけない」船瀬 俊介 (著), 内海 聡 (著)(三五館 2014年8月)

輸血は一種の臓器移植であるという事実と、人体には失血時に造血する機能が備わっているという事実を知って、輸血を見直すことで見えてくる闇 →目次など 臓器移植には拒絶反応が伴い、なかなか成功しないことはよく知られています。一 […]

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国際金融資本がひた隠しに隠すお金の秘密

国際金融資本がひた隠しに隠すお金の秘密 単行本(ソフトカバー) – 2012/5/22 安西 正鷹 (著)、成甲書房

価値のないもの(安価な金属や印刷した紙)に価値を持たせ(信用創造)、(禁じられてきた)利子をとり、ハイパーインフレによって矛盾を解消する。マネー・システムが経済を巨大化し、地球を壊す。 難しい話題である上に、説明もわかり […]

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ボクの学校は山と川

「ボクの学校は山と川」矢口 高雄(著)(白水社 1987年9月)

昭和14年に秋田の山村で生まれた著者は、どのような少年時代を過ごしたのだろうか →目次など   『釣りキチ三平』でおなじみの矢口高雄さんの著書です。 1987年の発行。子どもたちを取りまく環境の変化を受け、自分の子ども時 […]

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平等と不平等をめぐる人類学的研究

「平等と不平等をめぐる人類学的研究」寺嶋 秀明 (編集)(ナカニシヤ出版 2004年4月)

人類学者が平等性を考えるとき、金持ちに対する陰口や噂は、金持ちの身勝手な行動を抑制するための重要な要素となるのだ。 →目次など   平等ということについて考えるとき、私たちは死者の怨念について考えたり、貧しい者から富める […]

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アフリカの歴史 侵略と抵抗の軌跡

「アフリカの歴史 侵略と抵抗の軌跡」岡倉登志(明石書店 2001年1月)

アフリカの歴史を見ると日本の歴史が見えてくる この本は、アフリカの長い歴史を知りたいと借りた本でしたが、奴隷貿易が始まった頃以降についてのみ扱われていたため、5分の1程読んで終えてしまいました。そこまでの部分でも日本の現 […]

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縄文日本文明一万五千年史序論

「縄文日本文明一万五千年史序論」太田龍(著)(成甲書房 2003年7月)

毒にもなるが価値観の相対化のためにぜひ読みたい本  太田龍氏は、本書の裏表紙に掲載された著者近影による限り、もうずいぶん前に亡くなった私の祖父に似た雰囲気があり、私は個人的に親近感を寄せています。 本書では、日本文明は縄 […]

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ヘンプ読本―麻でエコ生活のススメ

「ヘンプ読本―麻でエコ生活のススメ」赤星 栄志(著)(築地書館 2006年7月)

日本の文化財を支え、大豆よりも優れた食品でもあり、燃料や建築材としても利用でき、ケシとはまったく違う大切な植物大麻 →目次など 大麻は危険ではないという話を聞いて、何冊か本を読んでみましたが、結局、どうやら絶対に安全とは […]

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秘境パタゴニア

「秘境パタゴニア」飯山達雄 (著), 西村豪 (著)(朝日新聞社 1970年8月)

最後の三人となった純粋なジャガネス(ヤーガン族)の姿などを収録した、写真主体のパタゴニア探検記 →目次など ウルトラマン怪獣のような姿をした裸族の情報をネットで目にして以来、その裸族とされていたヤーガン族について知りたい […]

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墓標は語る

「墓標は語る―戦争の原因糾明こそ不戦につながるのだ」山本文子(ブイツーソリューション 2014年4月)

戦争に向かおうとする時代に読む 気になる動きが続いています。・ムサシという会社を特定して、その実施が疑われている選挙不正。メディアは開票機による不正ではなく、参議院選白票水増し事件を大々的に取り上げて、選管も市民による監 […]

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イノシシと人間―共に生きる

「イノシシと人間―共に生きる」高橋春成(編集)(古今書院 2001年12月)

食害を通じて知るイノシシと人間の近さ  →目次など 人類はどのような生きものなのでしょうか。大型の動物であって、草食動物でも肉食動物でもなく、甘いものが好きで、知恵と知識を使い、手を使い、集団行動をします。狩りをすること […]

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家庭で出来る自然療法

「家庭で出来る自然療法」東城百合子 (著)(あなたと健康社 1978年1月)

「もっと早く知りたかった」という声の多い、自然療法のバイブル的ロングセラー →目次など   ・家庭で応急処置をしたい。・できれば、薬を使わずに治したい。・体に備わった自然治癒力を高めて治したい。・完治を目指すのではなく、 […]

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「アフリカ最後の裸族」江口一久(大日本図書 1978年2月)

近代的生活は独立性を奪う  →目次など 著者の江口氏は、「アフリカの魅力が体にしみこんだ日本人」といわれるような素敵な方のようです。私は、今回、この本で初めて知りましたが、すっかり好きになりました。残念ながら2008年に […]

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「カムイ伝講義」田中 優子(著)(小学館 2008年10月)

江戸時代初めの架空の村を舞台に忍、非人、穢多、農民、下級武士、漁民、マタギ、サンカらの生活を描く『カムイ伝』を題材に江戸と今を見る。 →目次など   『カムイ伝』は、プロレタリア画家を父に持ち1932年生まれの白土三平氏 […]

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水木サンと妖怪たち

「水木サンと妖怪たち: 見えないけれど、そこにいる」水木しげる(著)(筑摩書房 2016年5月)

精霊を信じることを経済発展と同じレベルで考える  →目次など 妖怪や幽霊、精霊、妖精など、目に見えない存在は、非科学的に思えるかもしれません。しかし、錯覚と同じように客観的には事実ではなくとも本人にとっては確実なものと感 […]

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ミクロネシア民族誌

「ミクロネシア民族誌 (1943年)」松岡静雄 (著)(岩波書店 1943年1月)

南洋庁の協力を得て新たに資料を集め元海軍大佐がまとめた、日本の委任統治領となった南洋群島(ミクロネシア)の民族誌  →目次など ミクロネシアとは、太平洋に浮かぶ島々のうち、フィリピンの東方、日本列島の南に広がる島々です。 […]

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オオカミはなぜ消えたか―日本人と獣の話

「オオカミはなぜ消えたか―日本人と獣の話」千葉 徳爾 (著)(新人物往来社 1995年5月)

民俗学者が探る日本人と獣の関係 →目次など 日本にはさまざまな獣が住んでいました。多くは今も住んでいます。 猪と鹿(害獣)、熊(山の精の化身、狩猟の対象)、狐やムジナ(狸、穴熊)、カワウソ(オイテケ掘り)、カモシカ(深山 […]

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動物の計画能力「思考」の進化を探る

「動物の計画能力: 「思考」の進化を探る (プリミエ・コレクション)」宮田 裕光 (著)(京都大学学術出版会 2014年4月)

哺乳類と鳥類という、ともに体温を維持し、育児を行う種にみられるプランニング能力の収斂進化をさぐる →目次など チンパンジーは石のないところで木の実を割るために遠くから石を運んできます。カケスなどの鳥たちは、木の実をすぐに […]

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世界の狩猟民 その豊穣な生活文化

「世界の狩猟民 その豊穣な生活文化」カールトン・スティーヴンズ・クーン(著) 平野温美・鳴島史之(訳)(法政大学出版局 2008年2月)

世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?  次第によくなっているのだという喧伝に反して、住みにくくなる一方の社会。その根本原因を邪悪な者たちに求める陰謀論。しかし、批判と指摘に明け暮れるだけでは明日はきません。な […]

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サバンナの動物親子に学ぶ

「サバンナの動物親子に学ぶ」羽仁 進 (著) ミロコマチコ (絵)(講談社 2011年8月)

動物たちは生と死という大問題を考えたことがある。しかし、死を避ける工夫よりも生を楽しむことに重きをおいている →目次など 帯には次のように書かれています。 動物も人も死を避けるために、いろいろ工夫をします。 しかし、その […]

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マタギに育てられたクマ―白神山地のいのちを守って

「マタギに育てられたクマ―白神山地のいのちを守って (感動ノンフィクションシリーズ) 」金治 直美 (著)(佼成出版社 2008年12月)

クマを仕留めたマタギたちは重々しい表情を浮かべた 「マタギ」という言葉は知っていましたが、一般に猟師のことを指すのかなぐらいの認識しかありませんでした。WikiPediaによれば、猟師一般ではなく、独特な宗教観や生命倫理 […]

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Posted by toshi