「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」単行本(ソフトカバー)2020/12/3 大橋 眞 (著) ヒカルランド
今回のパンデミックはPCR検査が作り出している
本を一通り読み終え、最初に戻って、扉の次に記された2行を読む
PCR検査は、PCRの発明者であるキャリー・マリス博士が「感染症の診断に使ってはならない」といっていた手法である。しかし、彼が自宅で謎の死を遂げる(2019年8月)のを待っていたかのように、新型コロナ騒動が持ち上がっている。
PCR検査は何らかの遺伝子断片を見つけているにすぎず、それが症状を引き起こしているウイルスであるかどうかの確認は行われていない。PCRによって遺伝子が見つかったとしても、生活に支障が出ていないのであれば、何ら恐れる必要もなければ、生活を変える必要もない。
決定的な指摘となっているのは、もしも、本当に問題のRNAウイルスをPCR検査で検出しているのであれば、いつまでも陽性者が一定数以上検出されるのはおかしいという指摘である。RNAウイルスは変異性が高いため、PCR検査のように遺伝子の特徴を元にする検査では次第に検出されにくくなるため、PCR検査には有効期限があるはずなのである。それでも陽性となる割合が低下しないのであるから、変異性の低い別のウイルスの遺伝子を検出しているか、増幅サイクルの増やしすぎで偽陽性となっていると思われるのだ。
こうしたPCR検査の問題により、だれでも陽性を示す可能性があるのだから、PCR検査の結果を根拠とすれば、飛沫感染や、無症状者からの感染、動物への感染が起きたと主張するのは簡単である。
本書は同じ内容が繰り返し述べられていたり、説明の要点がわかりにくかったりする面もあるのだが、その中でマスコミ批判も繰り返されている。
同じく繰り返し登場するのが、今回のPCR検査法を開発したドイツのドレステン教授のグループである。彼らの実験の結果が、ウイルスの単離や、病原性の確認もなければ、培養の過程も経ないで、つまり意味のないままで、統制の根拠として利用されている。
WHOもこうした状況を糺す方向ではなく、補強する方向で行動している。PCR検査の有効期限を定めず、パンデミックの定義を変え、「テスト、テスト、テスト」というコピーを作ってPCR検査の実施を推進している。PCR検査で陽性になった後の死者をすべてこのウイルスによる死者とカウントせよと指示しているのもWHOである。
「しかし、実際に多数の死者が出て、酸素吸入器が不足したり、火葬が追い付かなかったりしているではないか」という人もあるだろう。この本では、PCR検査が問題のウイルスを検出しているのではないとした場合に、そうした状況をうまく説明できるかどうかという内容までは踏み込んでいない。ただ、武漢とクルーズ船について、「テレビの映像が、本物であるかについては、検証できていない。」(95ページ)という記述がある程度である。
私たちの文明が手に入れたマスコミや世界的機関、さらにいえば科学技術の本当の姿を、この騒動が浮き彫りにしているようだ。
中国武漢から世界に広がったのは、ウイルスではなく、
PCRコロナ検査キットである。
PCR検査は、PCRの発明者であるキャリー・マリス博士が「感染症の診断に使ってはならない」といっていた手法である。しかし、彼が自宅で謎の死を遂げる(2019年8月)のを待っていたかのように、新型コロナ騒動が持ち上がっている。
PCR検査は何らかの遺伝子断片を見つけているにすぎず、それが症状を引き起こしているウイルスであるかどうかの確認は行われていない。PCRによって遺伝子が見つかったとしても、生活に支障が出ていないのであれば、何ら恐れる必要もなければ、生活を変える必要もない。
PCRの結果だけが独り歩きしている。
ひたすらPCRの結果が、
今回のウイルスを検出していることに
間違いはないという思い込みがあるようだ。
しかし、ウイルスは変異を続け、
PCR検査には有効期限が存在する。
しかも、病原体でない遺伝子を拾っているとすれば、
医学的には無意味な検査となっているので、
即刻PCR検査をやめることが必要なはずである。
決定的な指摘となっているのは、もしも、本当に問題のRNAウイルスをPCR検査で検出しているのであれば、いつまでも陽性者が一定数以上検出されるのはおかしいという指摘である。RNAウイルスは変異性が高いため、PCR検査のように遺伝子の特徴を元にする検査では次第に検出されにくくなるため、PCR検査には有効期限があるはずなのである。それでも陽性となる割合が低下しないのであるから、変異性の低い別のウイルスの遺伝子を検出しているか、増幅サイクルの増やしすぎで偽陽性となっていると思われるのだ。
こうしたPCR検査の問題により、だれでも陽性を示す可能性があるのだから、PCR検査の結果を根拠とすれば、飛沫感染や、無症状者からの感染、動物への感染が起きたと主張するのは簡単である。
本書は同じ内容が繰り返し述べられていたり、説明の要点がわかりにくかったりする面もあるのだが、その中でマスコミ批判も繰り返されている。
一般社会において、PCR検査の問題点を考える機会はほとんどないだろう。PCR検査の有用性を信じる人が増える背景には、巧妙にPCR検査を正しいものとする方向に誘導しようとする、テレビの報道姿勢の問題がありそうだ。(193-194ページ)
同じく繰り返し登場するのが、今回のPCR検査法を開発したドイツのドレステン教授のグループである。彼らの実験の結果が、ウイルスの単離や、病原性の確認もなければ、培養の過程も経ないで、つまり意味のないままで、統制の根拠として利用されている。
WHOもこうした状況を糺す方向ではなく、補強する方向で行動している。PCR検査の有効期限を定めず、パンデミックの定義を変え、「テスト、テスト、テスト」というコピーを作ってPCR検査の実施を推進している。PCR検査で陽性になった後の死者をすべてこのウイルスによる死者とカウントせよと指示しているのもWHOである。
「しかし、実際に多数の死者が出て、酸素吸入器が不足したり、火葬が追い付かなかったりしているではないか」という人もあるだろう。この本では、PCR検査が問題のウイルスを検出しているのではないとした場合に、そうした状況をうまく説明できるかどうかという内容までは踏み込んでいない。ただ、武漢とクルーズ船について、「テレビの映像が、本物であるかについては、検証できていない。」(95ページ)という記述がある程度である。
私たちの文明が手に入れたマスコミや世界的機関、さらにいえば科学技術の本当の姿を、この騒動が浮き彫りにしているようだ。
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