「血液の闇 ― 輸血は受けてはいけない」船瀬 俊介 (著), 内海 聡 (著)(三五館 2014年8月)

輸血は一種の臓器移植であるという事実と、人体には失血時に造血する機能が備わっているという事実を知って、輸血を見直すことで見えてくる闇

→目次など


臓器移植には拒絶反応が伴い、なかなか成功しないことはよく知られています。
一方で、輸血とは臓器移植の一種であり、同じく危険性が伴い、効果が得られにくいことは一般的な知識になっていません。むしろ、エホバの証人輸血拒否事件報道に見られるように、輸血を疑問視することに対してバッシングが行われているのが現状です。

本書を読むと、輸血の危険性、輸血を必要としないケースの多さ、輸血に変わる手段を一通り知ることができ、現代医療の闇を垣間見ることができます。

たとえば、比留間潔医師の「赤血球製剤使用状況調査、総括報告書」には「輸血するほど死亡率は高い」「輸血が多いほど予後が悪い」「輸血自体に毒性がある」と輸血神話を完全に崩壊させるデータがあるそうです(本書212ページ)。

本書では、このような目からうろこの情報を提示しながら、千島学説と森下医学、ロスチャイルド、赤十字、天皇家などへと話が展開されており、私たちが生きている現代社会の実態が利権と情報操作によって成り立つ、搾取社会であることを明らかにしています。

私自身、両著者やこの出版社があまり好きでないこともあり、一年間読まないで来ましたが、内容を重視して五つ星の評価にさせていただきます。一読を強くお勧めします。

内容の紹介

「輸血は、もっとも頻繁に行われている臓器移植である」
  輸血は一種の”臓器移植”なのだ。
  輸血するということは、宿主(患者)の体内に「他者」の臓器を移植するのと同じだ。 すると、必ず免疫反応が起きる。 それは、免疫細胞(リンパ球)が、「他者」(血液)の侵入を感知して攻撃することを意味する。 – 16ページ

 

「カントンの犬」の教訓
  「もし、赤血球が今日の新薬であるなら、認可を得るのは至難であろう」(ジェフリー・マックロー博士)
  「でも、輸血で助かった人もいるじゃない?」
  はっきり言おう。それは輸血で助かったのではない。世界中の人々がデタラメな偽医学理論にダマされていたのである。
  それらは輸血製剤に含まれる「水分」と「電解質ミネラル」の補給で助かったのだ。 だから、患者に投与するものは血液である理由は、まったくない。 – 191-192ページ

 

ロックフェラー一族は薬を信用しない
  ここで皮肉なエピソードを一つ付け足さなければならない。
  ロックフェラー一族の暮らしぶりが明らかになっている。 彼らは、医薬品を一切信用せず、薬は絶対に飲まない。 近代医学の医者たちを一切近づけない。 なんと、彼らの主治医は、ホメオパシーの専門家たちなのだ!
  人類に投与して暴利を上げた医薬品を一切拒絶、そして医者も信用しない。 弾圧してきた代替療法を一族は受け入れている。
  つまり、”彼ら”は、人類という”家畜”の飼い主なのだ。
“家畜に施す措置を、飼主が受け入れるわけにはいかない。 – 195-196ページ