郷土文化 通巻137号(名古屋時代の乃木希典/「八高八景」/西園寺公望 勝沼清蔵宛書簡など)

2019年4月10日

郷土文化 通巻137号
郷土文化 通巻137号

目次

尾張に於ける中世の東海道……………………..榊原邦彦(1)
「夢の鶴芝」について…………………………寺島初巳(11)
名古屋御城下まち名由来年代記(3)……………….服部鉦太郎(18)
平洲伝記に一つの仮説(上)……………………..小野重伃(42)
名古屋時代の乃木希典(2)………………………水谷盛光(50)
「八高八景」の紹介…………………………..江碕公朗(60)
西園寺公望 勝沼精蔵宛書簡…………………….西岡寿一(63)
ドン敗け事件(補遺)…………………………..水谷盛光(68)
「郷土史の常識」を考える(3)両村駅……………..太田正弘(69)
名古屋文化史年表稿(36)……………………….加藤参郎(71)
理事会報告………………………………….事務局(78)

昭和58年発行 85ページ

内容について

「名古屋時代の乃木希典(2)」は、『痴遊雑誌総目録』から「人間乃木 鈴木清節」と題する、大阪毎日新聞名古屋支局長であった人物の書いた3ページの短編から本誌通巻135巻の稿に補訂が加えられています。項立ては次のとおりです。

はじめに
『痴遊雑誌』の発掘
なじみの芸妓に異説
『八十年を語る』の発掘とその著者歴
浪曲「乃木大将と支那忠」は虚構
おわりに
参考文献

「「八高八景」の紹介」では第八高等学校に伝わる八景が紹介されています。1.旧八高校庭、2.八高正門、3.寮歌伊吹颪碑、4.全久寺、5.石井直三郎歌碑、6.加藤将之歌碑、7.熱田神宮、8.八高遺品展示コーナーと八高文庫。

「西園寺公望 勝沼精蔵宛書簡」では、西園寺公望が主治医を務めた勝沼精蔵に出した書簡が、勝沼精蔵氏からこの書簡を祖父が直接受け取ったという著者の手によって紹介されています。