郷土文化 通巻138号(宗春狙撃事件/加藤民吉の現地妻/名古屋市き章丸に八の字のルーツなど)

郷土文化 通巻138号
郷土文化 通巻138号

目次

尾張の石作神社と石棺に関して………………….三渡俊一郎(1)
式内社穴太部神社(葉栗郡)の鎮座地の問題…………木立英世(11)
尾張宗春 将軍狙撃事件………………………..水谷盛光(13)
平洲伝記に一つ3の仮説(下)…………………….小野重伃(23)
加藤民吉の現地妻考…………………………..加藤正高(31)
名古屋御城下まち名由来年代記(4)……………….服部鉦太郎(36)
市き章「丸に八の字」のルーツ………………….水谷盛光(59)
子供たちの地域に対する見方・考え方を
育てる方法をさぐる……………………菱田高光(62)
「郷土史の常識」を考える(4)棒の手の起源………..太田正弘(66)
名古屋文化史年表稿(37)……………………….加藤参郎(69)

昭和58年発行 75ページ

内容について

「尾張宗春 将軍狙撃事件」では、海音寺潮五郎の『尾張勤皇伝流』に描かれた宗春による徳川吉宗狙撃事件について考察し、まったくのフィクションとしか考えられないとまとめられています。

「加藤民吉の現地妻考」では、「瀬戸の磁祖」と称される加藤民吉について、文政元年(1818)の「染付焼起原」による加藤民吉の事績の要約や、民吉を主人公とする演劇や著作を紹介しながら、現地妻の存在についておおむね否定的です。

「市き章「丸に八の字」のルーツ」では、名古屋市の徽章が丸八に決まって経緯を整理しなおそうとするとともに、安藤小三郎氏の家に遺る、朱丸に白八の旗が紹介されています。

「「郷土史の常識」を考える(4)棒の手の起源」は残念ながら、手元の本では切り取られてしまっています。

販売

ヤフオクで販売中: 商品名:LC0138