オスから餌をもらうハトのメス 2020年8月6日
本日も訪問いただきありがとうございます。
今日の小さな経験について書きたいと思います。
午後2時頃、駅前に行ったときに、2羽のハトがいました。
大きいハトと小さいハトで、小さいハトのほうが大きいハトにねだって、雛のように餌を口移しでもらっていました。
私は、以前見た光景を思い出しました。
巣立ち直後のスズメの子が、自分でエサを拾うこともできそうなものなのに、親鳥から餌を口移しでもらっていたのです。たぶん、まだ餌の探し方がわからない幼鳥期には、そうやって親鳥の世話を受けるのでしょう。
この経験があったので、今日見た光景も、巣立ったばかりのハトの幼鳥が親鳥から餌をもらっているのだろうかと思いましたが、どうやら、大きいほうは立派な体格をしたオスのように見えたので、オスとメスなのかもしれないと思えました。
小さいほうは、エサを食べたいというわけではなく、そうやってエサを受け取ること自体に意味を見出しているようにも見えました。
そこで、ようやくスマホを取り出して撮影を開始したのでした。
ハトたちはもう、エサのやりとりを終えて、お互いのくちばしなのかエサなのか判然としませんが、何かを咥える形でくちばしの先を合わせて、頭を上げ下げしていました。
そして、それが終わると交尾の体制に入り、やはり親子ではなく、オスとメスであることが判明したのでした。
子を養育するという生態を持つようになったことで、感情に進化があったことを思わせる光景でした。
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