2019年6月4日 そよ風の新川土手

午後2時半頃土手を歩いてきました。

前日にも少し歩き、桑の実が黒く熟しているのを確認していたのですが、今日は熟した実は見当たらず、少し赤くなった実があるくらいでした。熟した実は鳥が食べたのでしょうか。熟しても赤くなってもおらず、皮が固くなったような実が残っていました。病気でしょうか。

葉の一部が黒くなった草があったので近づいてみたら甲虫の姿がありました。クモにでも捕獲されたのかと思いましたが、二匹がくっついていたので交尾をしているようでした。奥にももう1組いました。

コンクリートの小さな隙間にいろいろな植物が集まって、あるいものは花を咲かせ、あるいものは実を付けていました。知識のない私にはどれが日本にもともとあった草で、どれが外来種なのかまったくわかりません。

これも前日の散歩の途中に見つけてびっくりしたのですが、長い黄色い植物の茎が他の植物の上を覆っている場所がありました。触ってみたところ固い茎ではなく、柔らかくて水分の多い感じの茎でした。

晩秋のものと思っていたひっつき虫の実がもうできていました。一株だけではなく、少し離れたところにもありました。

濃い黄色い花は、乾燥地帯にある、菊かよもぎに似た葉と茎を持つ植物の花です。これも名前はわかりません。帰化植物でしょうか。

ヤブカラシも花を着けていました。

小さいホオズキのような実をたくさんつけた植物は、実にさわると中に大きい種が入っていて朝顔の種に似ていました。

川辺にはイグサも生えています。その向こうはヨシが生えていますが、こうして一部分は別の植物が生えているという多様性に感心させられます。

朝顔の双葉のような芽がたくさん芽生えている場所がありました。季節が来ていっせいに目を出す仕組みはすごいものだと改めて感じました。

ノイチゴまたはイバラの花は変化なしです。

ハトたちが溝に入って餌を食べていたので、土手にたくさん生えているアブラナ科の植物の種を食べているのだろうと推測して近づいてみたところやはりそうでした。意外なことに、4羽いたハトのうち1羽だけキジバトでした。

土手には黄色い花を着ける背の低い植物が広く生えている場所もあります。これも他の背の高い植物たちが実を付けて枯れた後の太陽の光を当てにしてこの場所を広く覆っているように見えます。

ゼンマイのような株が伸びて、タラの芽のような感じになり、フジの花のような房をつけていた植物は、あっという間に花が終わって、長いサヤを付けました。けれど、豆を実らせていく様子はありません。また来週観察してみる予定です。

近くの草の葉の上に小さい甲虫がしがみついていました。観察している間にも風に大きく揺らされていました。人間ならこんなに大きく揺られたら大変でしょうが、平気そうに見えました。