郷土文化 通巻197号

2019年3月7日

郷土文化 通巻197号

目次

天下入秀吉と千利休…………………………………清水勝一(1)
(「吉田家文書」による利休処罰の一考察)
尾張の職人魂 御用紙漉職辰巳市右衛門………..河野徳吉(11)
名古屋町方における町役銀の税額…………………高田鈴枝(18)
大島為足覚書…………………………………………梁瀬一雄(32)
ニ体の屋根神さまと一年・西区旧六句町…………森 実(36)
「惜車」廻る…………………………………………半田実(42)
一西批杷島まつり・山車ニ〇〇年―
名古屋市守山区志段味の歴史………………………大野哲夫(50)

この巻で私が気になる記事は、「天下人秀吉と千利休」です。「武功夜話」「武功夜言出(ごんべんにでる)」をもとに、秀吉と千利休の関係、さらに利休処罰の一因ともいわれる木像事件、茶器売買事件について考察されています。

世情で言われる茶器問題は言われなき言いがかりであり、秀吉が利休に朝鮮出兵について得意になって話をしたものの、利休は相槌を打つこともなく、秀吉が「くそ坊主」と罵って席を立ったことが特記されています。