郷土文化 第34巻第1号(尾張国における寺社領について/尾張出版文化覚書(一)平安・鎌倉時代など)

2020年8月29日

郷土文化 第34巻第1号
郷土文化 第34巻第1号
 
■目次
温故知新…………………………………………….小川和雄(1)
尾張国における寺社領について――附熱田神領――…………..安藤宣保(2)
尾張出版文化覚書(一)平安・鎌倉時代……………………..太田正弘(12)
故人浅野梨郷先生歌碑除幕………………………………吉川芳秋(22)
桶狭間合戦史実究明 第三章附録・第四章…………………..海福三千雄(23)
東海道鳴海宿の助郷帳………………………………….榊原邦彦(38)
植松一族について…………………….:………………植松 茂(44)
新出資料「朱樹翁追善曽天廼徒由 全」…………………….寺島初己(54)
埋れ草・第二代会長顧問浅井竹五郎氏の近況………………..吉川芳秋(63)
理事会報告・第33巻総目次………………………………事務局(64)
 
昭和54年発行 71ページ
 
■内容について
「尾張国における寺社領について――附熱田神領――」では、尾張国には、尾張藩による多くの黒印地があったのに、朱印地と高除外地が非常に少なかった背景として、尾張藩の代々の藩主が、尾張藩とはもともと関係のない領高外の寺社領を有する寺社に、黒印状を藩主の代替わりごとに下付していたからであると分析されています。こうした例外的な状況から、明治維新の際に逓減禄制の適用を受けることができず、大きな打撃を受けることになりました。項立ては次のとおりです。
まえがき
黒印地と朱印地について
除地について
 『寛文村々覚書』より
 『尾張藩石高考』より
 『社寺取調類聚』より
尾張藩に村高除外地のない理由
付・熱田神領