郷土文化 通巻196号(猿猴庵/濃尾地方の家並帳/武家相続法など)

2019年3月6日

目次

紀行に見る江戸時代の名古屋………………………櫻井芳昭
尾張藩における武士と宗教者達……………………鬼頭勝之
~清寿院.お亀の方?連歌~
尾張藩武家相続法における長子相続………………伊藤由香
~近世家族法についての一考察(三)
近世都市における登記制度…………………………早川秋子
~濃尾地方の家並帳
挙母藩家老高木家文書、「四郷村出陣中手控J…大野哲夫 第27回研究会発表要旨
戊辰草莽集義隊(小荷駄隊)………………………清水勝一
「奥越征旅暦」からその足跡を迪る~
第28回研究会発表要旨
…猿猴庵の絵本でみる名古屋城下の楽しみ 山本祐子
平成15年度理事会報告書……………………………事務局

記事としては最後の猿猴庵は2ページのみの記事ですが、籠細工の象の画像が掲載されています。猿猴庵(1756年生まれ~1831年没)は、名古屋生まれの文筆家兼画家で、検索してみると、当時の生活の様子を伝える多くの作品を残していることがわかります。江戸の日本は、天災に見舞われながらも、町人文化が栄える豊かさを町人にまで及ぼすことができたという点で、現代にはない良さがあったように思います。