郷土文化 第50巻第2号(小牧山築城の時期と目的/炬範法師の和歌/近世尾張の貧乏車と大八車など)

2020年8月18日

郷土文化 第50巻第2号
郷土文化 第50巻第2号
 
■目次
名誉会員 安藤直太朗先生を想う…………………水谷盛光(1)
尾張氏族推考(二)……………………………立松典子(3)
平手政秀と楽田の馬頭観音……………………..瀧 喜儀(10)
考察・小牧山築城の時期と目的………………….勝村公(15)
池田由之・元信について……………………….武田茂敬(21)
尾張藩「事蹟録」等にみる献上上条氏瓜…………..半田実(30)
炬範法師の和歌………………………………築瀬一雄(35)
小牧陣屋訴訟文書について(I)、(II)……………..鬼頭勝之(41)
近世尾張の貧乏車と大八車……………………..桜井芳昭(58)
 
平成7年発行 68ページ
 
■内容について
「考察・小牧山築城の時期と目的」は、信長公記巻首の編年記述などに触れながら永禄6年とする築城時期は誤りで、永禄3年に、岩倉攻略から小牧進出、美濃制圧の流れのなかで築城されたと推測されています。
 
「尾張氏族推考(二)」にはカタカムナへの言及があります。
 
「近世尾張の貧乏車と大八車」では、平安時代に牛車として利用されていた車の利用が、その後の歴史で抑制されていた中で、京大阪江戸の三都とは違い「貧乏車」(小積載量の大八車か)を特徴とする尾張での車の利用状況が探究されています。