郷土文化 第26巻第2号(「堀尾金助父子考」後日譚/最近の名古屋の考古学的発見(古沢町遺跡と朝日遺跡)/丁丑北行日記等)

2020年1月12日

郷土文化 第26巻第2号
郷土文化 第26巻第2号
 
■目次
郷土文化の中の歳月………………….小宮山昌昭(1)
考古学者吉田富夫先生………………..荒木実(2)
御宿正定について思う
附・若き日の加藤重三郎………………野崎誠一(3)
丹羽盤桓子覚書……………………..安藤直太朗(6)
「堀尾金助父子考」後日譚…………….志賀 信(10)
最近の名古屋の考古学的発見…………..吉田富夫(17)
丁丑北行日記 附「北地記事」………….片桐助作誌(24)
俳人士朗宅日記”花筏”(ニ)…………..寺島初巳(39)
暮雨巷暁台の門人 その11……………..服部徳次郎(47)
名古屋文化史年表稿(19)………………加藤参郎編(61)
事務局日誌
 
昭和47年発行 67ページ
 
■内容について
「御宿正定について思う」は、本誌第25巻第二、三号所収の「名古屋における洋式簿記の開拓者御宿正定(水谷盛光氏稿)」に関する所見と、付記からなります。
 
「「堀尾金助父子考」後日譚」は、熱田裁断橋の逸話を舞台化した際に、水上勉氏が、堀尾金助の母親の出自をどう判断したのかに関連する、水上氏と著者とのやりとりなどが記されています。
 
「最近の名古屋の考古学的発見」は、昭和44年から45年にかけて発見された、金山体育館跡(古沢町)の遺跡と、清州の朝日遺跡についての記事です。
 
「丁丑北行日記 附「北地記事」」は1884年から北海道八雲村に赴任して開拓の指導にあたった尾張藩士片桐助作の明治11年2月3日から7月2日までの日誌と7月4日から8月2日(頃)までの記事、補遺が収録されています。
 
「暮雨巷暁台の門人 その11」は、「京住居が多くなった後期の門人」と題する前書きに続けて、茶雷と沙漠、紀鳳、素兄と昆明、珉丈、看古、庭甫を個別に取り上げあたと「尾三各地の門葉」「諸国の門弟たち」の2項で結ばれています。