自然観察 2019年8月6日 猛暑の鶴舞公園(名古屋市)サンゴジュ/オカメヅタ/ムクドリ/シオカラトンボ/カラス/セミの抜け殻
いつもなら新川土手を歩く火曜日ですが、外出していましたので、通りすがりに鶴舞公園の自然を観察してきました。よく整備されているので、面白みには欠けます。
・シオカラトンボが地面に止まっていました。河川生態ナレッジデータベースによると、成熟した雄は水辺の地面や石の上、杭の先などに静止して縄張りを占有するそうです。また、交尾も地面で行うとあります。同ページには、「わが国では最もポピュラーに産するなじみの深いトンボで単にトンボといえば通じるほど代表的な種類でもある。」とありますが、私が育った岐阜の山村では、赤とんぼやオニヤンマの記憶のほうが強く、シオカラトンボはそれほど印象に残っていません。
・クズの葉にセミの抜け殻がありました。セミの鳴く声も聞こえています。あちらにも、こちらにもありました。
・木の枝にカラスが止まっていたので、撮影していたら鳴きだしました。何を伝えているのでしょう。
・カラスが鳴いていた木の下は一面ツタのような植物で覆われています。同じく名古屋市の大須にある那古野山古墳にあるものと同じ植物のようです。画像を頼りに調べてみたところ、どうやらオカメヅタ(ヘデラ・カナリエンシス)のようです。ヤサシイエンゲイには、次のようにあります。
カナリエンシス〔H. canariensis〕
カナリー諸島・北アフリカ原産で、和名はカナリーキヅタです。葉はハート型で長さ20cm前後になり、ヘリックスよりもずいぶん大きいです。オカメヅタの名前でも広く親しまれています。寒さに当たると赤褐色に色づきます。
・すぐそばに、ブドウの若い房のような房が付いた木がありました。庭木図鑑 植木ペディア > 赤い実がなる木を参考にこの時期にこのような実がなり、細い厚めの葉を持つ木はどれかと調べていったところ、サンゴジュが近いようです。
・関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄の主に沿海地域に自生するスイカズラ科の常緑広葉。天然の物を見る機会は少ないが、都市部の公園などでは多用される。
・サンゴジュの向こうにはムクドリらしい鳥が一羽だけいて、地面で餌を探すような、どう行動すればよいのかわからないような動きをしていました。去年までは、我が家のすぐそばがムクドリたちのねぐらになっていてうるさかったのですが、今年はすっかりいなくなりました。ただ、土手や河川敷で姿は見かけるのでいなくなったのではなく、ねぐらを変えたようです。
・鶴舞公園で見かけたムクドリはいつも見かけるムクドリよりも小さいようでした。幼鳥が親からはぐれてしまったのでしょうか。
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