「タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源」ピーター・ゴドフリー=スミス (著), 夏目 大 (翻訳)(みすず書房 2018年11月)
哲学者が生物の研究を通じて心を探究したこの本は、見逃していた不思議に目を向けさせ、生物である自分を再確認させてくれる
この本はある意味、脳の発達に的を絞った『新・人体の矛盾』であると言えます。哲学者としての視点から生物の進化を踏まえなが ...
万葉集の言葉と心 (1975年) 中西 進 (編集) 228ページ 毎日新聞社
昭和49年に2日間にわたって行われた講演とシンポジウムを元に編集された、古代アジアの文化の中に置いて『万葉集』を解釈する取り組みの記録。 日本語はどこでどのようにしてできたのかを知るうえで役立つかもしれないと考えて読んでみました。
「よみがえる日本語 ことばのみなもと「ヲシテ」」 池田 満 監修/青木 純雄・平岡 憲人著(明治書院 2009年5月)
日本語を見直す上で示唆に富んだ語学書
『アワ歌で元気になる』を読んで「ホツマツタヱ」に興味を持ち、調べてみたところ池田満さんという方が精力的に研究されているとわかりました。
図書館で探していると、この本が置いてあったので借りてき ...
「はだかの起原―不適者は生きのびる」島 泰三(著)(木楽舎 2004年9月)
ネアンデルタール人はチンパンジーのように毛むくじゃらで、言葉も持たなかった→目次など
ネットでネアンデルタール人の画像を検索する。現代人と比べて少し毛深いくらいでほとんど変わらない様子の復元模型が見つかる。しかし、本書によれば、ネアンデ ...
「インディアンは手で話す」渡辺義彦 (編著)(径書房 1986年10月)
インディアンの手話の入門書(翻訳)、手話と言葉を巡る深い洞察、興味深い本の紹介の三部で構成された本
コロンブスが到達した時期に、北米のインディアンたちは多くの異なる言語を話していましたが、特に平原インディアンを中心に手話と呼べる身振り手 ...