「縄文語の発見」1998/5 小泉 保 (著)279ページ 出版社: 青土社
弥生語が縄文語を駆逐したと決めてかかるのではなく、方言分布、アクセントの発生、特殊仮名遣いの成立、連濁現象、四つ仮名もの問題など言語学的に分析して、日本語の基底としての縄文語の復元を試みる 縄文人はどのような言葉を話していたのか。邪馬台国で ...
日本人の起源(ルーツ)を探る―あなたは縄文系?それとも弥生系? (新潮OH!文庫) 文庫 – 2001/2 隈元 浩彦 (著)
日本人は、元々住んでいた均質性の高かった縄文人に、殷のできた頃に中国大陸から朝鮮半島南部や日本列島に逃れた倭人が加わり、さらに渡来人が混じりあってできたのだろうか?本書は、骨格、遺伝子、墓の形状、使われていた道具、ATLウイルスの保有率、血 ...
「ことば」の課外授業―“ハダシの学者”の言語学1週間 (新書y) 新書 – 2003/4 西江 雅之 (著) 、洋泉社
ニューギニアには色を表す単語といえば、黒、白、赤に当たる三色しかない。しかし、人々は極彩色の仮面を作る。「ことば」とはなんでしょうか。音節を持ち未来や過去、遠方を指示できる言葉を持つのは人間だけです。それでいながら、「ことば」の本質について ...
「日本のペトログラフ――古代岩刻文字入門」吉田 信啓 (著)(ロッコウ ブックス 1991年10月)
岩に刻まれた古代文字は世界共通語?
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北米にズニ(zuni)族というネイティブアメリカンがいます。系統の不明なズニ語を話し、話者は1万人ほどですが、子どもも話せるという珍しい小数言語です。
本書で、この ...
「象は鼻が長い―日本語文法入門 (三上章著作集)」三上 章(くろしお出版 1960年10月)
英語からの借用ではうまくいかない日本語文法■
私の手元にある本は2003年11月発行の28刷です。ロングセラー本です。長く売れ続ける理由は、本書を読むと納得がいきます。
「象は鼻が長い」という短い文に、英語の文法を借用しただ ...
「カンジ―言葉を持った天才ザル」スー サベージ・ランボー (著), 加地 永都子 (翻訳)(日本放送出版協会 1993年3月)
簡単な英語を聞き取り、レキシグラム(記号の言語)とジェスチャーによって人間とコミュニケーションするサル(類人猿)
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1993年発行の古い本です。
動物と会話ができるという考えは、犬や猫の鳴き声だって翻訳 ...
「ココ、お話しよう」F・パターソン (著), E・リンデン (著), 都守 淳夫 (翻訳)(どうぶつ社 1984年1月)
手話を通じてゴリラと語る。
→目次など
1984年発行の古い本です。当時も読んだのですが、その後、私が言語について考えたり、ネコと暮らしたりしたことで本書に対する評価がどのように変わったのかを知りたく、再読しました。 ...
「ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観」 ダニエル・L・エヴェレット(著)屋代通子(訳)(みすず書房 2012年3月)
人類の未来図:直接体験の原則(IEP)
→目次など
■人類の未来図:直接体験の原則(IEP)■
アマゾンに住み、数百年間に渡って伝道師と接触しながらキリスト教を受け入れることなく、ついに伝道師を無神論者にしてしま ...