『シンポジウム 弥生文化と日本語』単行本 1990年 大野晋、小沢重男、佐々木高明、大林太良、佐原 眞(出席)、カミュ・ズヴェレビル(寄稿) 角川書店
日本語は遥か南の海のかなたから弥生文化とともに運ばれてきたとする、日本語タミル語同系論を検証する
1989年に開催された、言語学者大野晋氏の主張する南インドのドラヴィダ系言語であるタミル語と日本語が同系であるとする主張を巡るシンポジウム ...
地盤沈下なんてさせられてたまるか
本日もお付き合いくださりありがとうございます。
日本に居れば当たり前でも、世界全体を見れば当たり前ではないことはたくさんあります。治安のよさだとか、電車の運行の正確さだとか。
そんな、当たり前ではないことの一つ ...
ヤポネシアとも、唐天竺の影響とも違う文脈を持つ日本の歴史
こんにちは、本日もおつきあいいただきありがとうございます。
私が、戦前の絵葉書を扱ったり、日本語や日本文化の成立という視点から日本の歴史を探ったりする中で、感じたことがあったので、簡単ですが、記してみたいと思います。
倭人 日本人の起源について
DNAから導きだされる日本人の起源というPDFが公開されています。ミトコンドリアDNA、Y染色体DNA、ATLウイルスの分布などさまざまな研究の結果を統合的に説明できる、日本人の起源を推測した力作です。私は、人類のこれからについて考え ...
万葉集の言葉と心 (1975年) 中西 進 (編集) 228ページ 毎日新聞社
昭和49年に2日間にわたって行われた講演とシンポジウムを元に編集された、古代アジアの文化の中に置いて『万葉集』を解釈する取り組みの記録。 日本語はどこでどのようにしてできたのかを知るうえで役立つかもしれないと考えて読んでみました。
「象は鼻が長い―日本語文法入門 (三上章著作集)」三上 章(くろしお出版 1960年10月)
英語からの借用ではうまくいかない日本語文法■
私の手元にある本は2003年11月発行の28刷です。ロングセラー本です。長く売れ続ける理由は、本書を読むと納得がいきます。
「象は鼻が長い」という短い文に、英語の文法を借用しただ ...
「よみがえる日本語 ことばのみなもと「ヲシテ」」 池田 満 監修/青木 純雄・平岡 憲人著(明治書院 2009年5月)
日本語を見直す上で示唆に富んだ語学書
『アワ歌で元気になる』を読んで「ホツマツタヱ」に興味を持ち、調べてみたところ池田満さんという方が精力的に研究されているとわかりました。
図書館で探していると、この本が置いてあったので借りてき ...