「ハイン 地の果ての祭典: 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死」アン チャップマン (著), 大川 豪司 (翻訳)(新評論社 2017年4月)
伝統文化の記憶を持つセルクナムの最後の人びとと交流し、記録を残し、生涯を通じてその文化の研究と紹介に取り組んだ著者が、残された記録やセルクナムの末裔たちの話などから儀式「ハイン」の様子を復元
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奇抜なセンスに惹かれ ...
「トウチャン一家と13年―わがアマゾン (朝日ノンフィクション)」関野 吉晴(著)(朝日新聞社 1986年10月)
未踏破地に生きるマチゲンガ族家族の伝統的な暮らしと文明化の過程は人類史の縮図だ→目次など
1972年、文明の波をかぶったアマゾンに、わずかに残された未踏破地があった。そこはインカの遺跡が眠っていると噂される地でもあった。そうした情報を得 ...
「本当は怖い動物の子育て (新潮新書)」竹内久美子(新潮社 2013年3月)
動物である人間
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生物界の定めとして自分の遺伝子を残すことを前提としなければ生き残って行くことのできない動物。この動物の一員としての人間を見つめなおす上で、重要な多くの示唆を与えてくれる良書です。
パン ...
「人間にとってスイカとは何か カラハリ狩猟民と考える」池谷和信(臨川書店 2014年6月)
「スイカがあれば人は生きていける」
『人間は何を食べてきたか』に登場する研究者、池谷さんの本です。
農耕の様子と近況を知りたいと考え読みました。
農耕は、どうやら本格的ではなく、栽培作物はスイカと豆、そして近年取り ...
「森の猟人ピグミー」コリン・タンブール(著)藤川玄人(訳)(筑摩書房 1966年9月)
良質なフィールド・ワークで知る「森」の持つ意味
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この作品は、1966年に筑摩書房から出版された『現代世界ノンフィクション全集9』に「極北の放浪者」、「カラハリの失われた世界」とともに収録されています。単行本とし ...
「カンジ―言葉を持った天才ザル」スー サベージ・ランボー (著), 加地 永都子 (翻訳)(日本放送出版協会 1993年3月)
簡単な英語を聞き取り、レキシグラム(記号の言語)とジェスチャーによって人間とコミュニケーションするサル(類人猿)
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1993年発行の古い本です。
動物と会話ができるという考えは、犬や猫の鳴き声だって翻訳 ...
実践 日々のアナキズム――世界に抗う土着の秩序の作り方 単行本 – 2017/9/29 ジェームズ・C.スコット (著), 清水 展 (翻訳), 日下 渉 (翻訳), 中溝 和弥 (翻訳) 岩波書店
私はこの本を、世界システムが構築・展開される中で破壊されていった土着の生き方を集めた本として読みたい『ゾミア』と同じく政治学者兼人類学者であるスコット氏の著作。訳者は文化人類学者の清水氏を中心に、同じく政治と人類学に関心領域を持つ3名から成 ...
「かくれた次元」エドワード・T・ホール (著), 日高 敏隆 (翻訳), 佐藤 信行 (翻訳)(みすず書房 1970年10月)
アメリカの自文化中心主義の弊害を解消しようとする中で書かれ、プロセラミックス(近接対人空間学)を提唱している本だが、動物としての人間の在り方を含め、興味深い着想に富んでいる
「まえがき」にあるように、この本は特定の読者層や分野のために書 ...