公主嶺農事試験場 S.M.R. AGRICALTURAL EXPERIMENTAL STATION, KUNGCHULING. 南満州鉄道株式会社
満蒙産業開発の為めに満鉄はあらゆる方面に長き努力を続けて来た。今や農業も牧畜も着々改良の実を挙げつゝある。
公主嶺は、旧満州の地名で、公主嶺市は、現、中華人民共和国吉林省四平市に位置する県級市。
「満州における農業試験研究の歴史的検討と中国の農業技術高度化への正の遺産としての評価および現代的意識」と題するpdfファイルに、当時の満州における農業試験の背景や状況、参考資料などがまとめられています。
日本政府は、1905(明治38)年に日露戦争で勝利した翌年の1906(明治39)年に、半官半民の特殊会社「南満州鉄道株式会社」を設立した。そのわずか3年後の1909 (明治42)年には、熊岳城に鉄道沿線の植樹用の樹木苗生産を目的として苗圃が設置され、その傍らで果樹・蔬菜および一般作物の試作も行われた。1913(大正2)年、奉天省公主嶺の附属地内に約200haの産業試験場本場が設置され、熊岳城も内容を充実して産業試験場分場となり、1918(大正7)年には、農事試験場公主嶺本場・熊岳城分場と改称された。公主嶺本場には種芸科・農芸化学科・病理昆虫科・家畜科、熊岳城分場には種芸科・養蚕科・林産科が設けられ、農林畜産物の増産・品質改善のための試験研究が進められた。
満州の農業試験については、2013年に『満洲の農業試験研究史』という本がでています。
■販売
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