郷土文化 通巻166号(廣野川(古代木曽川)/黒船と尾張の村/小金と竜神など)

郷土文化 通巻166号
郷土文化 通巻166号

目次

理事、吉川芳秋さん逝く……………………….服部鉦太郎(1)
信長と平手政秀………………………………瀧喜義(3)
山田長政は「尾張産」(補遺)……………………水谷盛光(15)
幻の廣野河………………………………….瀧喜義(19)
黒船来航と尾張の村…………………………..櫻井芳昭(27)
『後松蔭集』その後…………………………..植松茂(34)
小金と竜神………………………………….小木曽正明(43)
会員名簿……………………………………事務局(53)

平成5年発行 76ページ

内容について

会員名簿を収録しているので、本文52ページと少な目です。

「幻の廣野河」では鵜沼川、尾張川、境川などとも呼ばれた往古の木曽川の流路が推定されています。現在の各務原市稲羽地区松本町あたりを木曽川河口としてあります。尾張式内社の集約と特徴・・・その2中島郡によると、木曽川と長良川の氾濫原のような土地がこのあたりから始まっていることがわかります。

「黒船来航と尾張の村」では、嘉永2(1849)年頃から文久3(1863)年頃にかけての尾張藩と村の対応が記されています。海岸部への砲台の設置、見張りの配置、人馬の割り当て、海防組織の編成など、当時の村人たちが他人事ではない事態として対応を迫られた様子がわかります。

「小金と竜神」では、雨ごいのために馬塔を出すとき、春日井市坂下では内津に加えて瀬戸水野の金神社に出している理由を探り、春日井市を中心に竜神と鉄の関りについて追究してあります。

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