郷土文化 第54巻第2号(尾張藩給知における租税徴収法(一)/近世尾張地方における成年期(三)など)

郷土文化 第54巻第2号
郷土文化 第54巻第2号
 
■目次
横井也有の祖父 野双句集…………………………..野田千平(1)
尾張藩給知における租税徴収法(一)………………….世古ロ真美(15)
近世尾張地方における成年期(三)……………………山守恵子(30)
尾張における経塚の問題
―一石経経塚造営の一様相―………………………..後藤真一(48)
羽田野敬雄の和歌…………………………………簗瀬一雄(53)
刈谷市立図書館村上文庫所蔵 『愛知県人物誌(正・続)』に見る
名古屋能楽界の周辺―「吾妻能」関係者を中心に―…….飯塚恵理人(57)
秀吉素上の謎を歩く……………………………….尾藤卓男(70)
第3回研究会発表要旨 尾張藩の水上支配について………..林 順子(75)
第4回研究会発表要旨 近世名古屋城下の人々……………早川秋子(77)
第5回研究会発表要旨 近世大名の婚姻範囲……………..稲垣知子(80)
第6回研究会発表要旨 郁達夫(ユーターフ)と名古屋
―日中友好のかけはし―………………………….江碕公朗(83)
 
平成11年発行 86ページ
 
■内容について
「近世尾張地方における成年期(三)」は、「第三章 法的効果」として、成年に達したことによる法的効果にいて、公法的・民事的効果と刑事的効果の両面から検討されています。第五表として、成年に達した者に許されることと生じる義務(婚姻、若者組入、後見離脱、納税・公役、財産管理)が国別にどのように扱われていたのかがまとめられています。注釈・出典106件。「結びに代えて」では、成年年齢がおよそ15歳であり現在よりも早かったこと、若者組への加入式、広め等が行われて現在よりも社会的意義が大きかったことが指摘されています。
 
■販売
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