郷土文化 第55巻第2号(名古屋元結/尾張藩における虚無僧の活動についてなど)

2020年8月26日

郷土文化 第55巻第2号
郷土文化 第55巻第2号
 
■目次
守山城の歴史と構造…………………………..高田徹(1)
小川水野と刈谷水野の歴代の検討………………..井ロ友治(14)
幻の大河と堀川………………………………山田寂雀(21)
間島正盈の和歌………………………………簗瀬一雄(28)
名古屋元結………………………………….河野徳吉(37)
尾張藩における虚無僧の活動について…………….鬼頭勝之(44)
『船長日記』を読む―鈴木太吉著、………………村瀬正章(57)
池田寛親自筆本『船長日記』の刊行によせて
明治初期の名古屋藩兵について その2…………….中村保夫(66)
『皇国地誌』と『愛知郡村誌』………………….小林元(76)
あいち最古物語 第五話~第十二話(完)……………尾藤卓男(78)
第11回研究会発表要旨…………………………渡辺久男(85)
御園座における歌舞伎公演
第12回研究会発表要旨…………………………飯塚恵理人(87)
明治維新期の名古屋能楽界―能楽の新しい担い手の登場
平成12年度名古尾郷土文化会研究会のご案内……….事務局(90)
 
平成12年発行 90ページ
 
■内容について
「尾張藩における虚無僧の活動について」では、普化宗の活動の一端を知る資料として、佐屋宿の船頭吐龍(定蔵)が巻き込まれた虚無僧同志の殺人事件と裁許の記録が挙げてあり、裁許文の翻刻が大半を占めています。まとめとして事件を表形式に要約した後で、保坂裕興氏の研究に触れながら、虚無僧の実態について論述されています。