郷土文化 第52巻第1号(『旧事本紀』の尾張氏系譜をどうよむか/近世後期尾張北部農民家族の移動についてなど)

2020年8月24日

郷土文化 第52巻第1号
郷土文化 第52巻第1号
 
■目次
『旧事本紀』の尾張氏系譜をどうよむか…………大原康男(1)
棒の手直心我流の一考察……………………..朝見清長(10)
『前津小林村庄屋留帳』にみる『夢の跡』の世界….鬼頭勝之(28)
古文書に見る尾張藩主岐阜御成の事…………….田中 豊(33)
岩上登波子の和歌…………………………..築瀬一雄(47)
津田正生と六合庵…………………………..石田泰弘(56)
近世後期尾張北部農民家族の移動について
―藩法の規定と実態―……………………….田窪裕子(65)
文会書庫について…………………………..藤川正数(87)
平成9年度理事会報告………………………..事務局(102)
 
平成9年発行 102ページ
 
■内容について
「近世後期尾張北部農民家族の移動について―藩法の規定と実態―」は、近世法制史の研究において法解釈にとどまることの多い庶民家族法について、特にその実態面に注目した内容になっています。資料の関係で近世後期に絞り、「宗門人別改帳」と「人別送り状」を利用して、農民たちは国境・藩境を越えて活動していたのではないかという観点から、尾張北部と美濃の間を流れる木曽川の両岸を対象にまとめてあります。項立ては次のとおりです。
はじめに
第一章 木曽川―地域的情況―
第二章 法規制
第三章 結婚
第四章 養子
むすびにかえて
地図と表