郷土文化 通巻172号(商家の奉公人/「八雲」の地名/水戸天狗党など)

2019年3月16日

郷土文化 通巻172号
郷土文化 通巻172号

目次

尾張氏族推考(一)……………………………..立松典子(1)
尾張藩主の領内巡覧(下)………………………桜井芳昭(7)
入鹿出新田文書にみる一世相…………………….鬼頭勝之(19)
播隆上人尾張での巡錫………………………….勝村公(28)
水口屋の奉公人について………………………..石田泰弘(43)
本多俊民の和歌……………………………….築瀬一雄(52)
太田の渡しに於ける水戸天狗党書取……………….安藤慶六(60)
北海道「八雲」の地名考(補遺)…………………水谷盛光(68)
≪史料紹介≫
寛文五年尾州葉栗郡村久野村宗門改帳の記載について
……………………………………杉本精宏・松田憲治(69)
≪会員著書紹介≫
瀧喜義著 『尾州織田興亡史』………………………….. (83)
事務局から………………………………………….(84)

平成7年発行 84ページ

内容について

「水口屋の奉公人について」では、近世名古屋の商家水口屋伝兵衛家の奉公人について考察されています。江戸店開店にあたり、美濃を中心とする各地から即戦力となる二十代、三十代を含めて、主に商人および富農層から奉公人が採用されていたことが記されています。

「北海道「八雲」の地名考」では、「八雲」の地名の元となった素戔嗚尊の歌が、小泉八雲の名前の元にもなっているという事実が確認されています。

『尾州織田興亡史』は現時点(2019年3月)では古書店から入手可能です。