郷土文化 第27巻第3号(尾張藩戸籍制度研究序説(2)/胆振日記(3)〈資料紹介〉など)

郷土文化 第27巻第3号
 
■目次
郷土団体むかしの会記録……………………….吉川芳秋(1)
丹羽郡高雄村を中心とした
明治初年の戸籍届書について………………….山田寂雀(14)
名古屋城下碁盤割造成尺度考説(補遣)…………….水谷盛光(18)
尾張藩戸籍制度研究序説(2)…………………….西山朝雄(34)
胆振日記(3)〈資料紹介〉………….角田弟彦誌・光野真喜男(49)
名古屋文化史年表稿(22)……………………….加藤参郎編
事務局日誌………………………………….(68)
 
昭和48年発行 68ページ
 
■内容について
「郷土団体むかしの会記録」は、名古屋郷土文化会の前身の一つであり、尾崎久弥氏の提案もあって命名された「むかしの会」についての記事です。「さだめ」「主意書」「会員名簿」「規約」、例会開催状況、改組後の会員名簿が収録されています。
 
「丹羽郡高雄村を中心とした明治初年の戸籍届書について」では、現在の犬山市と扶桑町の一部にあたる高雄村で明治8~9年(190通あまり)と明治12~13年(76通)に提出された、入籍届(願)*、送籍届*、出生届*、死去届*、家督届、別家送籍願、附籍願*、改印届、寄留届*、後見届、教導職指補届、遺漏願などから、*を付けた届の例が収録されています。
 
「尾張藩戸籍制度研究序説(2)」では、「ニ、人別改制度」として、主に江戸期の人別改並びに人別帳に関する諸制度について、寛文・享保・寛政・天保の四期に分かれて性質が異なるものとし、人別改帳ひな形、町方の人別改の例、綿布役銀のために14歳から60歳までの女を書き上げた帳面などを紹介しながら、概観してあります。参考文献などを示した70件の注が付けてあります。
 
■販売
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