郷土文化 通巻78号(加藤氏と熱田/えんどうじ繁盛記/水茎玉菜(岡守人)など)

2019年7月17日

郷土文化 通巻78号
郷土文化 通巻78号

目次

扇翁随想……………………………………山崎文次(1)
加藤氏と熱田………………………………..梅村清明(2)
切支丹の家と類族のとの間柄(2)…………………柴田亮(13)
名古屋さかりば・シリ一ズ(その3)
えんどうじ繁昌記 ……………………………松村静雄(21)
水茎玉菜(岡守人)について……………………..田島仲康(27)
郷土の考古学入門(2)………………………….吉田富夫(32)
美濃国大矢田神社考…………………………..田中善一(40)
雑報(見学記録・手紙の会) …………………….(46)
名古屋文化史年表稿(4)  ………………………加藤三郎編(60)
 
昭和39年発行 60ページ

内容について

加藤氏と熱田」では、尾張徳川家所蔵の「熱田古図屏風」の裏書から話を始めて、熱田宮と源氏の関連性、さらに源氏の家臣である加藤氏や熱田の町へと話が展開されています。
名古屋さかりば・シリ一ズ」の第3回はえんどうじです。他のさかりばとは違い、戦災で焼け残った部分がある点が指摘されています。
水茎玉菜(岡守人)について」は、幕末における大和絵の勤皇画家岡田為恭(冷泉三郎)と交友深かった岡守人の兄のひ孫にあたる著者が、岡守人に関する資料が宮内省図書領御用掛猪熊氏の講演における原稿のみであり、これに非常な誤りがあるとして記した文章です。