書評

血液は小腸で作られる

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血液は脊髄ではなく腸で作られるとする千島喜久男氏の理論に基づく本です。

最初は、「そんなはずがない」と一笑に付していた私でしたが、読み始めたところその説得力、合理性に引きこまれ、 ...

書評

地球という限られた空間よりも、広大な宇宙のほうが生命誕生の場としてふさわしいのかもしれない。そして宇宙は同じ起源を持つ生命にあふれているのかもしれない。 

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2014年にヨーロッパ宇宙機関 (ESA) の探査機ロゼ ...

書評

海の民に会い偽善とタブーから解放されたイタリア人

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イタリアの人類学者フォスコ・マライーニが映像記録を残そうとしていた1950年代の日本にも、伝統的な海女はわずかな地域にしか残っていませんでした。マライーニは鳥羽、 ...

書評

優生学、カトリシズム、母体の健康…、人道主義、イデオロギー、権力…。現場から見る問題点。

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本書では、古典的な医学では洋の東西を問わず、人間の豊かな自然治癒力を信じ、それがより良く機能するようにささやかな手助けをす ...

書評

気功を実践する臨床心理士が語る「覚醒」を通じて「どうにもならない」自分を主体的に生きる意味を探る。

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著者は京都文教大学教授で、臨床心理士であり、気功も実践されています。共著はありますが単独での本は ...

書評

ニューロフィードバックがアルコール依存症の治療と再発の防止やてんかんの治療に役立ち、長年瞑想を続けた修行僧の脳には変化が生じ、催眠は痛みを消し、臨死体験者や宇宙飛行士は価値観を変える

「熟練の科学者たちが子どもたちに決して教えようとしな ...

書評

「催眠術」の誤解や偏見を解き、広い視野から催眠を研究したり、臨床的に応用したりするための学生、専門家向け入門書

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本書は催眠法の実際というだけに、催眠法を実践するときの注意点や方法を主としていますが、今回は、催眠と ...

書評

「想像力」は「意志」よりも強い/薬剤師クーエが薬の効果の違いから気付いた無意識の重要性。1966発行(原著1922年発行)で今も売れ続ける名著。

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私たちの生は無意識の世界に大きく影響を受けています ...

書評

人間の心と体、社会の不思議

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塩谷信男氏は、大恐慌の不況時に開業しながら患者のあふれる内科医として活躍し、84歳で閉院。その後、自身の編み出した正心整息法と宇宙無限力活用法の普及に努めて2008年に105歳で亡くな ...

書評

■人間■ 

動物に近い生き方をしながら、人間として、世界を受け入れて生きていく人々を記録した写真集。
ブラジルの先住民たちが白人の抑圧に抗して立ち上がったことを契機に、アマゾンを訪れた戦場カメラマンである著者による ...

書評

現代社会で必須の知識であるユダヤ人について知ることができる良書

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本書で上げられている有力なユダヤ人たちをリストしてみましょう。

アルバート・アインシュタイン、グーグルの創業者 ...

書評

超能力を持たない動物たちは多様性を持つ環境の中で生き残りの確率を上げて生きる

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動物たちは植物や昆虫をさまざまな用途に利用しているようだ。
・粘土は解毒に利用される。
・ジリスは毒ヘビを挑発して、蛇 ...

書評

民俗学的アプローチを目指す考古学者が入墨を通じて縄文人を探る/社会生活において必要とされる伝統的入墨の風俗を広く紹介

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縄文時代の入墨について考察しためずらしい本です。

縄文人の入墨といっても、記録とし ...

書評

1972年に出版された研究成果とは別に、ハイエナの全体像を一般の人に正しく理解してもらうことを主眼に書かれた、モノクロ写真を多数収録した本 

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本書には、複数の目的があるようです。

キャッチコピーに書い ...

書評

初学者向けの便利な本を作りたいと企画・構成され、高く評価されて、ロングセラーとなっている東洋医学の解説書

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■東洋医学とは
東洋医学とは何でしょう。中国を発祥とする伝統医学を指すことが多いようですが、 薬物 ...

書評

漢方、民間療法、鍼など幅広く収録し、一家に一冊常備の健康本「赤本」

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漢方、鍼、ビワ葉温灸、青汁療法、カイロプラクティック、指圧療法、おけつ…。大正14年(1925)に上梓され千版を超えて読み継がれた健康本「赤本」 ...

書評

ネアンデルタール人はチンパンジーのように毛むくじゃらで、言葉も持たなかった→目次など

ネットでネアンデルタール人の画像を検索する。現代人と比べて少し毛深いくらいでほとんど変わらない様子の復元模型が見つかる。しかし、本書によれば、ネアンデ ...

書評

人類史の定説とされていた農耕から定住へを覆す定住から農耕へという説を主張

アマゾンのピダハンら狩猟採集生活を送る人々は、厳しい暮らしの中でも明日を心配することなく、幸福に生活しています。この事実を知ってから、狩猟採集生活に着目して読書を ...

書評

東西文明の起源と人類の未来

湖の底に1年に1本作られる「年縞」。
この年縞を調べることにより、欧米で打ち立てられた1万1500年前を最も大きな温暖化への変化であったという編年は、世界標準ではないことがわかった。
大陸氷床 ...

書評

育てるという決断がもたらした影響の大きさ→目次など

この数年の読書体験によって私が把握した、「所有せず、定住せず、生物らしく暮らす狩猟採集社会」と、「所有し、定住することで、階層化され精神を病んだ農耕以後の社会」という、とてつもない大き ...