「勝敗の鍵を握るのはレビ族末裔<<サイキック>>日本人! 世界支配者VSライトワーカー ダークエネルギーでアセンションを加速させる最後の秘法」 サアラ (著)、玉蔵 (著)(ヒカルランド 2013/9)
権力は途切れない
■権力は途切れない■
玉蔵、めぐみん両氏によるセミナーに参加し、シュメール文明以降の大きな歴史の流れについて学んだ。本書は、そのセミナーと同じ内容を多く含んでおり、歴史の流れを追うために有用な本だと思う。
ただし、本書の内容の多くは、人類と権力の関係を理解するために陰謀論を学んでいる私にとって、信じることのできない内容になっている。
『ピダハン』の直接経験の原則に従い、神や宇宙人の存在を否定した上で、本書を読みたい。
本書を読むことによって、古代に権力を握った人々が、場所を変え、姿を変えながら、決して権力を手放すことなく世界を動かしているのではないかと考えられるようになり、各種国際機関やさまざまな欺瞞にだまされにくくなることだろう。
価値観の変遷とは関わりなく、世界の本質は驚くほど単純で不変なのかもしれない。
実のところ、ET、サイキック、次元の超越など、私には受け入れることのできない内容に費やされたページ数が多い点と、現実を離れる方向へと議論が向かっている点は、『ピダハン』に学んで現実主義に生きる私にとってはマイナス点となっている。
内容の紹介
玉蔵 私もすごく調べました。誰がこの次元の親玉なのか。まずフリーメーソンがありますね。私は「フリーソーメン」全国冷やしそうめん愛好家連合なんて呼んでますが。ブログで「ソーメンに天ぷらをつけて食べる」と書いていますが、天ぷら騎士団(テンプル騎士団)なんです。でも、もっと遡れるんですね。それで結局シュメールに行きつきます。
さらに、どんどん調べると、なーんだイタリアのヴェニスの商人じゃないかという話になりました。ロスチャイルドというのは、年代的にもっと新しい人たちで、それ以前にもっとたくさんの古い血脈があるのです。
ロスチャイルドというのは「やつら」の血脈ネットワークの一部の家系でしかないんですよ。隠すためのダミーなんですよ。
「やつら」の本体はヴェニスの商人です。でももっと時代を遡ると、もちろんバビロン・シュメールです。バビロン・シュメールがカルタゴ、フェニキアになって、ヴェネチアになります。 – 73-74ページ
玉蔵 アイゼンベルグというのはイスラエルの総合商社で、陰謀云々
うんぬん言っている人たちの中では有名な会社です。このアイゼンベルグという会社はイスラエルそのものの会社です。エドモンド・ロスチャイルドとかウォーバーグとかショール・アイゼンベルグとか世界の大富豪が集まって作った会社です。(中略)
まとめると、イスラエルの核ミサイル・原子力発電企業がアイゼンベルグ社で、バチカンのスペルマン枢機卿(パウロ6世)、マフィアやケネディの父親はみんなイスラエルのアイゼンベルグ人脈なんですね。
バチカンというのは昔からマネーロンダリングの拠点です。 – 131-132ページ
スイスとスコットランドは同じ仲間の一味です玉蔵 いろいろ調べると、キリンビールは龍と馬のマークじゃないですか。あれを作った人がグラバーですね。グラバーというとジャーディーン・マセソン商会という会社です。そういう人たちが坂本竜馬とか伊藤博文とか幕末の志士のスポンサーだった。
当時の徳川幕府をぶっ倒すためにおカネを出していたのがアヘン商人だったジャーディーン・マセソン商会です。英国ロンドンに本部を置く世界有数の金融グループHSBCはその流れで作られていて、スタンダード・チャータード銀行と深い関係があります。スタンダード・チャータードは元はスコットランドの銀行です。
その人たちはどこから来ているかというと、ジャーディーンさんとマセソンさんっているスコットランド人なんですね。なんでスコットランドかと見たら、テンプル騎士団なんです。
ビルダーバーグ会議なんかに出てるピーター・サザーランドという人は、ゴールドマン・サックスの会長でWTOの創設者ですが、このジャーディーンさんとかの親分の血筋なんです。
テンプル騎士団は前にも言ったけど、使い捨てにされて、その当時フィリップ4世という王様がテンプル騎士団を壊滅させた。そのときスコットランドに逃げて、シンクレアという貴族がスポンサーになって養ってたんですね。
シンクレアもイタリア貴族です。だからスコットランドというのは中興の祖じゃないけど、バビロンあたりからカルタゴに行って、イタリアに行って、スイスに行ったでしょう。スイスが使ったのが宗教騎士団で、テンプル騎士団やマルタ騎士団とかそういう連中だけど、それが一回ぶっ潰されて逃げたのがスコットランド。
だからスイスもスコットランドも同じお仲間の一味なんです。 – 196-197ページ
現代社会は、表向きには、法律に守られ、人権が尊重され、科学技術の恩恵を多くの人々が受ける社会になっています。けれども、このような視点から見直してみると、金さえあれば何でもできるように整備された世界で、ほぼ自動的に金が集まるように仕組んだ人々がいて、情報を統制しながら、人々から最大限の利益を得ようとしている社会がこの文明であるという事実が見えてきます。そうした意味で大変重要な本であるといえそうです。
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