IWJはコロナ不安を煽ったり対策強化を主張することを止め、解放のために自由を求めよ

2021年3月4日

自由のない世界
言葉とその生産物である社会制度によって縛られた世界
新型コロナを理由に行動が制限される世界。

これは、世界情勢を理由に、人々に戦争への協力を求めた歴史の繰り返しだ。

かつての戦争においても、
大切なのは事実ではなく、
人々に対して与えるメッセージであった。
 
敵の脅威を強調し、
侵略の不安を煽り、
一致団結の必要性、
自己犠牲の必要性を問うことが
両陣営で行われた。
 
メッセージの伝達に合わせて、
戦争への準備を進めることを任務として与えられた人々が、
強権的に事を進め、
目論見通りに戦争へと導いた。

同じことが911からアフガニスタン、イラクへの攻撃に於いても行われた。

日本の歴史を振り返れば
盧溝橋事件にせよ真珠湾攻撃にせよその真実は911と同じようなものであろう。
 
中国側も戦争を望んでいない中でなぜか強硬策に出る一団が主力となって支那事変は長引いていく。
日本側では、戦線を南方に拡大する余力などないことがはっきりわかっていながら、なぜか拡大を推し進める者たちが中心となっていく。
駆逐艦の効果が確認されていながら、なぜか駆逐艦は作られず巨大戦艦が無駄に作られることになる。こうして「大東亜戦争」は日本の敗北に終わり「太平洋戦争」という誤った名前を与えられることになる。

歴史を真実の眼で見返してみれば、教科書や新聞の伝えるところ、メディアが好んで描いてみせる歴史はまったくの虚構であった。

繰り返そう。文明社会を作り上げた者たちにとって大切なのは事実ではなく、人々に、今の状況は危機的であると思わせるメッセージである。

地球温暖化議論にせよ、隠れキリシタンにせよ、毛沢東にせよ。事実を突き止める研究者がいたとしても、そうした研究が評価されることはなく、むしろ業界を追放されることになる。

なぜなら、この社会を作り上げた人々にとって都合の悪い「事実」は決して事実ではないからである。

私たちは、新型コロナの事実を知ることなく、ただ危機的状況への協力を求められて自由を奪われ、不自然な生を生きることによって、ごく少数の人々の欲望を満たすための生を送るよう押し付けられていくことになる。

ここから抜けだす道は、平和でも安定でも権利の保護でもなく、本当の生を生きるための解放を求めていくことにだけ存在している。

 

2021年3月5日追記:

本日配信された田中宇の国際ニュース解説 無料版の「ニセ現実だらけになった世界」に、事実をどれほど指摘しても無視されていく現実を詳しく分析した記事へのリンクが多数掲載されているので、一読をお勧めします。