2019年7月9日 気持ちの良い曇り空の新川土手 様々な花 群れ

過ごしやすい天気の中、午後3時過ぎに新川の土手を歩いてきました。
  土手の斜面の途中に生えていた植物にピンクと白の混じった花が咲いてきれいでした。まだ背の低い株ですが、サルスベリの花でしょうか。ヤノネボンテンカやヤブカンゾウも咲いて、あちらこちらに花が見えている新川土手です。
  土手の上を歩いていると、キイチゴが色づいていました。春には花が咲いていたはずですが、見落としていました。
  サネカズラの実に似た実を付けた植物もありました。今は緑色ですが、サネカズラと同じように赤く色づくのでしょうか。

  クララの実も太ってきています。もう種も固くなってきた頃でしょうか。

クララを見ていると、黒っぽい穴のあいたようなサヤがあるように見えました。確認してみると、それはクララのサヤではなく、別の植物で、ウツボカズラのような形の花なのでした。調べてみたところ、ウマノスズクサのようです。花写真-ウズアジサイ・ウツボカズラ・ウマノスズクサに記事があります。
馬の鈴草という変わった名は、果実による。古代の駅伝制では、駅馬を徴発できる駅鈴があった。その鈴に小さいながら果形が似る。
花の形は奇妙で巧妙。花弁はなく、ラッパ状の萼の内部に逆毛が密生し、ハチが進入すると下部の空洞に閉じこめられ、花は受精。花がしおれたら脱出できる。
写真は「有馬馬の鈴草」。六甲山で牧野富太郎博士が発見した六甲山ゆかりの植物。

 

先日のハクビシンや、今日のウマノスズクサとキイチゴなど、10年近く住んでいて気付かなかったことが次々と見つかっています。関心を持つことの大切さを思います。