人間は愚かだ

久しぶりの更新になります、いかがお過ごしでしょうか。

 

私は多忙な日々を送っておりますが、収入には結び付きにくい作業に時間を当てているので、貧乏暇なしを実感中です。

 

さて今日の件名は「人間は愚かだ」としました。

「人間は愚かだ」は、ペルーでM8.0が起きたので、太平洋プレートを取り巻く地震に関するこれまでのデータから次は日本だとした記事に対して書き込まれていたコメントです。

私も人間は愚かだなあとつくづく思います。

それを一番感じるのは、今の文明の限界を指摘しながら、ここから脱却していくための方法として、魂の成長による理想的な人間像を想定したり、共感能力や、想像力の発揮に期待したりするような思想ばかりに出会うときです。

動物たちの生き方や、狩猟採集社会の人びとの生き方を知れば、文明社会の価値観など、虚構でしかないことがわかってきます。そして、国際金融家や世界システムというキーワードを元に文明社会の真の姿を見ていくと、そこにあるのは言葉を持ったがゆえに能力を飛躍させたものの、本質的に他の生命と何の代わりもない生命であることが見えてきます。

肉体を離れて精神は存在せず、利己性が優位でなければ子孫を残すことなどできない。だから、文明社会は、特定の勢力を利するように作られていき、大衆は騙され続け、時代を下るほどに締め付けが厳しくなっていくだけ。

そうした重要な部分を見ないで、文明社会の支配者たちがばらまく、人の精神性や、利他性、共感能力といったものに重きをおいて、明るい未来を夢見る。その結果、さらに支配は強化されていき、生きづらさばかりが増していながら、いままでになく進歩した社会に生きて、この社会の発展に貢献していると思い込む。

人間はつくづく愚かだと、私もその一員であり、何もできない無力な存在として、実感します。