「人類史のなかの定住革命(講談社学術文庫)」西田正規(講談社 2007年3月)
アマゾンのピダハンら狩猟採集生活を送る人々は、厳しい暮らしの中でも明日を心配することなく、幸福に生活しています。この事実を知ってから、狩猟採集生活に着目して読書を ...
「一万年前 気候大変動による食糧革命、そして文明誕生へ」 安田喜憲(イースト・プレス 2014年1月)
湖の底に1年に1本作られる「年縞」。
この年縞を調べることにより、欧米で打ち立てられた1万1500年前を最も大きな温暖化への変化であったという編年は、世界標準ではないことがわかった。
大陸氷床 ...
「パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱」スペンサー・ウェルズ (著), 斉藤 隆央 (翻訳)(化学同人 2012年1月)
この数年の読書体験によって私が把握した、「所有せず、定住せず、生物らしく暮らす狩猟採集社会」と、「所有し、定住することで、階層化され精神を病んだ農耕以後の社会」という、とてつもない大き ...
「イシュマエル―ヒトに、まだ希望はあるか」ダニエル・クイン (著), 小林 加奈子 (翻訳)ヴォイス1994年6月)
私の日記に頂いたコメントをきっかけに、図書館で借りて ...
郷土文化 通巻168号(木曽街道の特性/北海道八雲の士族言葉など)
熱田・加藤氏と臨済宗妙心寺派の発展…………横山住雄(1)
織田信長の稲葉山城永禄十年攻略説を糺す(下)….勝村公(6)
安土宗論始末記…………………………..瀧喜義(16)
アフリカを知る事典―狩猟採集
狩猟採集の暮らしについて、『アフリカを知る事典』によくまとめられているので、まず、これを引用しておきたい。(マーカーは引用者の着目点)。
狩猟採集とは、日々の食物を野
「モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業」マリー=モニク・ロバン (著)、戸田 清 (監修)、村澤 真保呂 (翻訳)、上尾 真道 (翻訳)(2015年1月)
私は本書を読み切ってはいません。拾い読みをしながら、書評の方向性を探っていきました。
まず、著者マリー=モニク・ロバンの経歴を確認しました。
1960年生まれのフランス人ジャーナリスト ...
郷土文化 通巻130号(中世以前の鉄工生産/尾張中村雑考)
尾張における中世以前の鉄工生産について・・・・・・三渡俊一郎(1)
尾張中村雑考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横地 清(11)
昭和56年発行 32ページ ...
「勝敗の鍵を握るのはレビ族末裔<<サイキック>>日本人! 世界支配者VSライトワーカー ダークエネルギーでアセンションを加速させる最後の秘法」 サアラ (著)、玉蔵 (著)(ヒカルランド 2013/9)
→目次など
■権力は途切れない■
玉蔵、めぐみん両氏によるセミナーに参加し、シュメール文明以降の大きな歴史の流れについて学んだ。本書は、そのセミナーと同じ内容を多く含んでおり、歴史の ...
「ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観」 ダニエル・L・エヴェレット(著)屋代通子(訳)(みすず書房 2012年3月)
→目次など
■人類の未来図:直接体験の原則(IEP)■
アマゾンに住み、数百年間に渡って伝道師と接触しながらキリスト教を受け入れることなく、ついに伝道師を無神論者にしてしま ...
ミステリアス―謎学・世界の遺跡と伝説の地 単行本 – 1990/11 ジェニファー ウェストウッド (編集), 大出 健 (翻訳), 大日本絵画
たまたま手に入ったので読んでみました。翌年Part IIも出版されています。
聖なる場所(ストーンヘ ...
郷土文化 通巻129号(熱田宮神剣/村野時哉など)
日本書紀における「熱田宮神剣」の記事について…………木立英世(1)
中世の御器所における佐久間氏の史料・遣物について……..青木忠夫(5)
名古屋の寺院配置変遷………………………………吉野忠夫 ...
「アワ歌で元気になる 驚きのコトタマパワー」 宮崎 貞行(文芸社 2013年4月)
アワ歌はホツマツタエの昔から存在している「トトノエル」力を持った歌で、意味の解明されていない48音で構成されます。
どうやら神道と深く結び付けられて普及活動がされているようです。
私としては、アワ ...
「あわいの力―「心の時代」の次を生きる」安田登(ミシマ社 2014年1月)
銚子の外れで育ち、夜の世界で働きながら大学を卒業、教師となり、25歳でそれまでの人生とは無縁なワキ方の能楽師に転じた安田登さんの著書。ミシマ社から「シリーズ22世紀を生きる」の第2弾として出版されている。
満州/台湾は中国ではないし、太平洋戦争というよりは大東亜戦争が適切
私は高校で日本史を専攻しなかったので、日本史の知識は中学までしかありません。また、それほど興味があったわけでもないので、常識的な内容も知らないかもしれません。
そうした私が軍事郵便絵葉書の存在を知って、大陸の暮らしや、軍事 ...
郷土文化 通巻128号(江馬蘭齋と細香父子/飯沼慾齋など)
江戸時代に於ける長田寺の開帳について……………………道木正信(1)
前野氏春秋 2 一門の去就…………………………….藤喜義(13)
尾張出版文化覚書 4……………………………………太田正弘( ...
「逝きし世の面影(平凡社ライブラリー)」渡辺 京二(平凡社 2005年9月)
本の題名になっている「逝きし世」とは徳川期の日本、すなわち江戸時代のことです。
絶賛されながら一時絶版となり、出版社が変わって生き返った本書で、著者は、江戸 ...
「幻の民コノイ族」藤木高嶺 (著)(あかね書房 1970年11月)
『ニューギニア高地人』の調査などに同行した藤木カメラマンが隊長となった1967年の関西学院大学に ...
「ゾミア―脱国家の世界史」ジェームズ・C・スコット(著)佐藤仁(監訳)(みすず書房 2013年10月)
「ゾミア」とは本書によれば「ベトナムの中央高原からインドの北東部にかけて広がり、東南アジア大陸部の 五カ国(ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ビルマ)と中国の四省(雲南、貴州、広西、四 ...
「ニューギニア高地人」 本田勝一(すずさわ書店 1973年3月)
1964年1月13日から2月16日までの34日間、ニューギニア高地のウギンバ集落(村)に滞在し、石器の残るモニ族とダニ族の生活を理解しようとした記録です。
同行者であり、研究者である、石毛直道氏による解説が収録さ ...