郷土文化 第11巻第3号(万葉の高松尾張説の否定/熱田社僧について/愛書家としての神谷三園など)

 

郷土文化11-3
郷土文化11-3
■目次
宋版の「太平聖恵方」…………………………阪谷俊作(1)
万葉の高松尾張説の否定……………………….松由好夫(3)
随筆「鈴木朖とその肉親」(ニ)………………….市橋鐸(13)
熱田社僧に関する研究(上)……………………..安藤直太朗(18)
愛書家としての神谷三園……………………….吉川芳秋(27)
七世沢村訥子のことども……………………….高柳金芳(30)
鄕土探訪
・名古屋の名園を探る…………………………駒井鋼之助(34)
・法蔵寺の鉄地蔵…………………………….横井朱平(37)
・三河八橋の庭園と治宝侯……………………..横井時綱(39)
棄報……………………………………………….(42)
編集後記
 
昭和31年発行 42ページ
 
■内容について
熱田社僧に関する研究(上)」は項立てがしてあります。
・「はじめに」:若山善三氏らによる熱田神宮史編纂が戦災によって途絶。
・一「熱田神宮寺」:龜頭山神宮寺と称し明治維新で廃絶、神宮内大薬師址。
・二「熱田社僧」:熱田社僧の権与は、天智天皇の違勅による持統天皇の袈裟の下賜にはじまる。
・三「熱田社僧に関する古文書」:天台宗密蔵院文書中に散見する熱田社僧関係の資料を一括掲載。
・四「熱田社僧の天台復古」:中世以降衰微し真言宗の支配下にあったが近世初頭より復古。
以下次回
 
「名古屋の名園を探る」は本文中では「名古屋の三名園を探る」となっています。名古屋城にあったらしい名園の痕跡を探り、第三師団司令部のあった「天王坊後園」の荒廃ぶりを確認し、名古屋大学本部のある二の丸庭園の要塞としても機能していたらしきことを指摘してあります。
 
■販売
ヤフオクで販売中: 商品名:LC11-3