郷土文化 通巻80号(鉄砲的打図板額/尾張の鉄鋳物拾遺/村瀬帯梅「象頭山紀行」についてなど)

2019年8月22日

郷土文化 通巻80号
郷土文化 通巻80号
■目次
東加茂郡足助町足助八幡神社鉄砲的打図板額について..山田秋衛(1)
鬼頭景義の一族と平田靭負……………………..水谷盛光(3)
尾張の鉄鋳物拾遺…………………………….吉原精行(9)
村瀬帯梅「象頭山紀行」について………………..加藤二一(18)
郷土の考古学入門(3)………………………….吉田富夫(22)
新郷土風土記(1)―丹羽郡岩倉町…………………伊藤正之助(28)
八高の遺跡保存について……………………….江碕公朗(33)
「のき神さま」考…………………………….篠原 薫(39)
名古屋テレビ塔と蕉風発祥之地………………………..(43)
雑報(見学記録・手紙の会)……………………………(47)
名古屋文化史年表稿(6)………………………..加藤参郎編(56)
 
昭和39年発行 56ページ
 
■内容について
鬼頭景義は、17世紀の人。熱田新田の開発に尽力。平田靭負(ゆきえ)は薩摩の人。宝暦治水につくし、工事の検分が終わり、そのことを報告する手紙を国元に送った翌日に亡くなっていることから、自害したものとみられている。
村瀬帯梅(たいばい)は尾張横須賀の豪商両口屋の当主。1800年前後の人。弥四郎を世襲する。はじめ俳譜を加藤暁台に、のち井上士朗に学ぶ。帯梅の俳号は少年の頃、父に伴われて尾張名古屋の暮雨巷暁台に入門した際与えられた。晩年、暮雨巷三世を襲名し、尾張横須賀の孤塚に庵を設けた。本項では、香川県の象頭山(ぞうずさん)を訪ねた、天理図書館蔵紀行文は、『曙日記』の草稿と推測。
・「郷土の考古学入門(3)」は、南部(南、瑞穂、緑)。