郷土文化 第10巻第4号(明治初年の名古屋/古田織部と名古屋/俳人山口兆雲など)

2019年5月16日

郷土文化 第10巻第4号
郷土文化 第10巻第4号

目次

明治初年名古屋の回顧…………………………新見吉治(1)
古田織部と名古屋…………………………….横井時綱(10)
俳人 山ロ兆雲……………………………..安藤直太朗(19)
興正寺の辨天曼茶羅について……………………横井朱平(23)
熱田神宮と俳諧………………………………加藤二ー(25)
彙報  …………………………………………….(28)
編集後記

昭和30年発行 28ページ

内容について(ピックアップ)

明治初年名古屋の回顧」は「椋園時事録から」の副題が付き、椋園の雅号を持つ山田千疇(うね)の著した維新前後の日記体見聞録「椋園時事録」から廃藩前後の名古屋が回顧されています。「一、料亭の繁盛」「二、舊制の破毀」「三、生活のうつり変り」「四、四民平等論」の項立てがあります。

古田織部と名古屋」では、国宝猿面茶屋移築に際して昭和5年頃から集めたりした資料を基に、(一)出生とその死、(二)文徳武功戦功、陶器、花道、猿面茶屋、一笑庵、猿面の旧庭、織部灯籠、車輪手洗鉢、天守坊後園、勢高肩衡、(三)織部の構想理念などについて記してあります。織部灯籠(切支丹灯籠)については松原町とのつながりを示す記述があります。