郷土文化 通巻161号(大原美城の『熱田神軆伝』/葉栗郡宮田村における水車業など)

郷土文化 通巻161号
郷土文化 通巻161号

目次

尾張藩の参勤交代について(上)………………….櫻井芳昭(1)
大原美城の『熱田神軆伝』……………………..大原康男(17)
横井也有の漢詩………………………………藤川正数(34)
―『蘿隱編』・『蘿窓集余白』以外に見える作品一
葉栗郡宮田村における水車業……………………杉本精宏(45)
翻刻『山田右門日記』(上)……………………..植松 茂(70)
尾張の一篤農家に関する聞書……………………石田泰弘(79)
―中島郡平和町石田柳五郎の生涯―
「千種村」の地名の起源考……………………..水谷盛光(99)
〔会員新刊紹介〕
『郷土誌に秘められた勇者 毛受勝助』……………水谷盛光(103)
〔会員新刊紹介〕
『成瀬家秘史 断絶之譜』………………………水谷盛光(104)
平成3年度理事会報告………………………….事務局(112)

平成3年発行 112ページ

内容について

「大原美城の『熱田神軆伝』」では、通巻158号の大原山清とほぼ同時代、江戸時代中期に熱田神宮に仕えた祠官、大原美城による著作『熱田神軆伝』が『尾羽張伝』とともに紹介されています。垂加神道的解釈的祭神論のユニークさを評価してあります。

「葉栗郡宮田村における水車業」では現在の江南市宮田町における、水車を中心とした生業によって、製粉、製油、穀類の輸送などの産業が盛んになり、周辺の村と比べて人口増加が多かったことが、多くのデータを示しながら説明されています。

『成瀬家秘史 断絶之譜』は、始祖・正武が二代将軍・秀忠に近侍していた高臣の身でありながら、同僚と男色に陥り切腹を命ぜられたとする罪科について、全くの虚構であるとの反証に大半が費やされているそうです。

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