郷土文化 通巻150号(「巷説二葉松」(青松葉事件)/神坂氏著『元禄御畳奉行の日記』についてなど)

2019年3月18日

郷土文化 通巻150号
郷土文化 通巻150号

目次

尾張式内社の座地問題(2)……………….木立英世(1)
馬津駅について……………………….三渡俊一郎(7)
堀尾吉晴公御給帳とその一族(1)………….瀧 喜義(11)
高針大鐘姓の由来について………………伊藤正甫(21)
東海道鳴海宿元禄宝永の旅籠屋…………..榊原邦彦(29)
神坂氏著『元禄御畳奉行の日記』について….江碕公朗(39)
密蔵院所蔵「横井金谷」「大岡春ト」
の屏風絵について………………飯田英男(46)
文久ニ年の金鉄党連名について…………..植松 茂(52)
「巷説二葉松」劇は新作の「忠臣蔵」……..水谷盛光(56)
きょうの郷土史稿(3)―2月上―…………..服部鉦太郎(67)

 

昭和62年発行 83ページ

内容について

「神坂氏著『元禄御畳奉行の日記』について」では、愛知県図書館に所蔵されている『塵点録』を読めば、神坂氏の主張する、当時は忠臣蔵に格別の関心を持たれなかったとする説は誤りであることがわかると主張されています。

「「巷説二葉松」劇は新作の「忠臣蔵」」では、慶応4年(1868年)に尾張藩で発生した佐幕派の弾圧事件である青松葉事件を題材に明治期に作られ、人気を博した「巷説二葉松」について、情報提供者は誰であったのかを当時発行された和本などを頼りに推測するなどしてあります。